今月は夫と一緒に結婚10周年をお祝いする予定になっているのに、

私の心はとてもそんな気分じゃない。

 

 

夫もそれには気付いているはず。

それでも、私を元気づけてくれようとする夫の気持ちを無下にするわけにはいかない。案外、二人だけの食事を楽しむことが出来るかもしれない。

 

 

 

今日ヒロシに

「どうも気持ちがシャキっとしない。何もしてないと涙ばかり出るし、動けば体重ばっかり減るし。心が不健康な気がする。シャンとしなきゃと思ってるんだけど・・・」

 

 

 

というと、

「まぁ今はお母さんのこともあるし、しょうがないよ。」

 

 

 

と否定もされず、

少し落ち着いた気が。

そう思うと、私はどうだっただろうか?

夫が気を落としているときに、そっと寄り添えてただろうか?

 

 

 

 

「そんなに気にしなくていいんじゃない?」

「何度もマイナスなことを言うと余計にツラくなっちゃうよ?」

 

 

 

と、

否定ともとれることばかりを夫に言ってきたように思う。

今後はそんなこと言わないでそっと夫に寄り添おう。

そう思った瞬間だった。

 

 

 

 

 

今は何故か親友の美晴にも会いたいと思わない。

休んでも休んでも疲れてるし、朝食を食べなくても昼もお腹も空かないし、それどころか夜もお腹が空かない。

せっかくの夏休みだから子供に美味しいものを。

という名目でもないと、本当に何も口にしない。

エマとサラがいてくれて本当に良かった。

二人がいるから、それでも何か口に入れておかないと!と思えている。

 

 

 

 

そして今日は唐揚を夕食に作り、

温泉卵やら何やらと食卓に出した。

 

 

 

 

 

食後暫く黙って座っていると夫が、

 

 

 

 

「なんか目が違うもんな。おまえほんま大丈夫なんか?」

 

と心配かけてしまい、

挙句の果てには、

 

 

「今日はワシが食器洗うけぇ」

 

 

と、結婚して10年、

初めて夫が食器洗いをしてくれた日となった。

妊娠中、産後、体調不良のとき、

どんな時でもそんな気遣いされたことなかったのに。

 

 

 

 

今日はありがとう記念日だな。

忘れないうちに手帳に書いておこう。