父と長電話をしました。

 

電話の向こう側で鼻をすすりながら母の話をする父。

 

母は、ここ最近夜になると父に、

 

「あなたに心配をかけるのも、お世話をしてもらうのも、悪いし・・・私はもう治療はいいから・・・」

 

なんて涙を流しながら言っていたとのこと。

 

そして

 

「はるちゃんにはあまり心配かけるようなことは言わないでよ」

 

とも言っていたとのこと。

 

ママ。

 

私はママの子だから、ママのそういうところも全部わかってるつもりだよ。

 

解った上で、ママに出来るだけ頼って欲しいと思っているよ。

 

黙ってヒミツにされることの方がツライ。

 

 

 

 

脳腫瘍3ヵ所再発。

1㎝くらいとのこと。

後頭部及び、バランス感覚を担う箇所に出来ていたため、思うように歩けなかったとのこと。

 

 

病院で、

何度も父に母が謝るのだそうだ。

「パパごめんね、私が入院したら、心おきなく仕事に出てね」

 

と。

父は、母がこんなことを言うたびに、

 

 

 

 

 

「ワシは一度も苦労とか手がかかるとか思ったことはない。そんなこと思ってたら、お前のことなんか最初から看れん。ワシにはおまえがただ生きて傍にいて欲しいんだよ。だからそういうことは思わなくていい」

 

 

 

 

と何度も何度もそう言って聞かせたそう。

パパも優しいね。

母の気持ちを想像するだけで涙が出てくる。

 

 

そんな私を見て、今度はヒロシも心配そうにしている。

うちの夫も、私の母のことが大好きなのだ。

 

 

母の日には、夫が私の母に花を贈ってくれるほどに。

 

 

 

 

ママは本当に素敵なパパと結婚してくれたんだね。

そして、パパは本当に素敵なママと結婚が出来たんだね。

 

 

 

 

 

母はこんな状況でも、

来週のサラの誕生日のために、金一封を包むようにと父に指示したと言う。

もういいんだよ、ママ。

たまには自分のために生きて欲しいよ。

 

 

母のことを思うたび、視界が歪みます。