御年75歳の専務が、喘息持ちで、タバコ大好きで、

無口で、話しかけると目尻を下げながら楽しそうに話し、

その娘さんと私は同級生。

(すごいご縁)

 

 

 

 

色々なご縁で10年一緒に仕事をさせて頂いて来たのですが、

ここ1~2年、体調を崩されることが増え、年齢的なものもありますし現場仕事は一切してもらっておらず、PC触ると爆発すると思ってらっしゃる方なので(苦笑)

癖のある可愛らしい字でちまちまと見積を作ったりしてくださっていた専務。

 

 

 

 

その働き方と、休みがちな面を考慮し、段階的に基本給を下げさせてもらってきました。

が、

いよいよ体力の限界なのでしょう。

それに何より、喘息でもタバコがやめられないのですよね。

 

 

 

ものすごいむせながら喫煙場所でタバコ吹かしてる。

 

 

 

 

でも、わかるんです。

換気扇の下ででも、喫煙場所ででも、

タバコを吸っているあの瞬間、あの一瞬に込められた男の人のロマンと思いと色々と。

 

 

 

たった一度だけ、

「私も喘息持ちなんですけど、大丈夫なんですか?心配ですよ!」

 

 

と言ったことがありますが、何とも言えない表情で

 

 

「家に帰ったら女房はうるさいしこの瞬間だけがホっとするんよのぉ~。なんとか生きとるし大丈夫じゃろ!」

 

 

と仰ったのであれからは見守っていました。

が、

最近本当に咳込み方も酷いし、すぐに体調を崩してお仕事を休まれることが増えました。

 

 

 

そんな今日。

専務が社長に

 

 

 

 

「ワシ、6月末で辞めようと思うんよ」

 

 

 

 

と仰ったそう。

それをヒロシが二人きりの時(つい先ほど)私に話してくるのですが、

 

 

 

うなだれて、

 

 

「ろくに仕事もしてないNさんでも、辞めるとなるとなんか寂しいのぉ・・・。はぁ~~~~~~~・・・」

 

 

 

と言うのです。

 

 

 

「そうだね。寂しいね。勤続年数で言うと、私の年齢より長いんだもの。」

 

 

と言うと、夫が、

 

 

 

「はる、前にワシが会社なんか持たずに一人親方でやった方がいいって言ったことがあったじゃないか?あれはどういう意図があって、なんでそんなこと言った?」

 

 

 

と言います。

もう株式会社をたたんで一人でやろうと思ってるな、こりゃ。

 

 

 

「ね~・・・私そんなひどい事も言っちゃったよね。ごめんね。そうすればヒロシさんがつく溜息の数も減るんじゃないかなって思ったの。それに、基本的にヒロシさんは自分の想い通りにならないと縁を切って、切って、やってきてる様子を一番近くで見てたから。それじゃ結果に繋がらないとも思ったのよね。その時は、ね。でも、私がここに来てから10年間、ず~っと黒字でやってきたじゃない?借金もない。健全な会社だよ。それって当たり前じゃないし、どこの企業でもそうだけど、波があると思うのよね。だから私は専務が辞めてまた社員が一人減っても、利益が落ち込んでも、そんなことは大した問題じゃないと思ってるよ。気になる?頑張ればいいじゃん。今がダメでも、そのうちまた実になるでしょ。こんな一生懸命仕事してるんだから。でも、やり方に問題がある場合もあるからさ、そういう時は、人の意見をしっかり聞いて、軌道を修正していけばいいんじゃないかな。溜息が出る気持ちはすごくわかるけど、大した問題じゃないよ。地道にやってけばいいんだから。ね?」

 

 

 

 

と言って、

グーグーをヒロシの目の前まで持って行くと・・・・

 

 

 

 

 

「な・・・なんなんそれ。殴るんか?」

 

 

 

・w・;

 

 

 

「ちが!グータッチだよ!グーラブラブ

 

 

 

と言うと、

 

 

 

「あ・・あぁ・・・」

 

 

だって。

悩んでるんだろうな。

私も社員さんが減っていくのを見るのは寂しいけど、

これが過渡期っていうやつなんだ、きっと。

 

 

 

恋人同士にもある。

夫婦同氏にもある。過渡期。

家族にもある。

 

 

 

きっといま、

色んな意味で過渡期なんだわ。

地球も宇宙も。

 

 

 

そう思うと心がすっと楽になる。

 

 

 

さ、頑張ってこ~!

 

来月末かぁ・・・

専務に何を贈ろう。

専務は何が好きなんだろう。

専務の好きなもの調べ開始!!!