6月×日、T大3年ゼミ。学生発表は、「東京卍リベンジャーズ」について。2017年から「週刊少年マガジン」で連載されている漫画だそうな。アニメ版あり。実写映画「東京リベンジャーズ」が7月に公開されるそうな。2回目の発表に備えて、私も久々に映画館行って見ておこうっと!
主人公の武道は26歳のフリーター。中学時代のガールフレンド・日向(ひなた)との思い出は心を温かくしてくれる。ところが、日向とその弟の直人が、「東京卍會」(暴走族の団体)の抗争に巻き込まれて亡くなってしまう。
他方、武道は駅のホームから突き落とされる(誰が何のために突き落としたのかは不明)。その瞬間、武道は12年前の中学時代に戻ったのであった。
12年前に戻った武道は直人に真相を話し、直人は死を免れる。2017年の現在に戻ると、突き落とされたはずの武道は、直人の手によって助けられていた。
そして二人で協力して、何度も12年前に戻り、日向を救おうと試みるのである。ラベンダーの香りをかぐのかって?いいえ、二人が握手するとタイムリープできちゃうんです!
タイムトラベルの古典的作品として、H.G.ウェルズの「タイムマシーン」がある。日本では、「時をかける少女」。
「タイムマシーン」では、恋人が殺された過去を取り消すため、タイムマシーンを発明した主人公ではあったが、過去を変えることはできなかった。
「時をかける少女」(筒井康隆の原作、実写映画、アニメ映画、テレビドラマなど数々あるが、ここでは、原作また原田知世主演の映画に関して)では、未来から来た「深町くん」は、和子に、偽りの記憶を植えつけるのだが、未来に帰るときは、自分に関わるすべての記憶を消し去る。
だからこそ切ない。記憶は人にとって重要なものだからだ。
「東京卍リベンジャーズ」では、何度もタイムリープして、12年前(戻る時はフィックスされている)に戻ることができるらしい。いいんだろうか。もしもあらゆる人が秘かにタイムリープして過去を変えていたら、世の中どうなってしまうんだろう、と不安にかられた。教室の学生たちに向って、「タイムリープしてないよね?」と確認してみた。
ちょっとマンガチック(実際マンガである)である。
タイムリープする際の懸念事項としては、1)過去を変えると未来も変る、2)自分が行きたい時代に行けない場合もある、3)過去や未来で時を過ごしている間、そこに同じ人間が二人存在していいのか、4)その間、現在にいるはずの自分は急にいなくなって、みんな心配するだろう、などであろうか。
「東京卍リベンジャーズ」は上記のような事柄に対して深刻ではない。いいの?

