宮城県仙台市太白区大野田4丁目6番地の4 MJビルディング 1F

【優勝軒 仙台富沢店】の【特製もりそば】、見ていきましょう。トッピングがてんこ盛りで、"特製感"がすごいです!!(ただ、写真ではつけ汁の方にチャーシューを中心としたトッピングがたくさん入っている仕様なので少し分かりにくいかもしれません…。)
優勝軒 仙台富沢店
特製もりそば
【大勝軒 赤ふじ】で修業した店主が【仙台優勝軒】としてリニューアルオープン。
【優勝軒】自体は、ラーメンの神様と名高い、東池袋大勝軒創業者、山岸一雄氏の元で修行を積んだ、田代こうじ氏が、2010年に立ち上げた茨城大勝軒直系グループですが、こちらのお店は、フランチャイズの業態のようです。
ちなみに、【優勝軒】の運営会社は、【RDCグループ】で、現在、【がってん寿司】や【ひな野】も手掛けています。
ということで、資本系と言えば資本系なのですが、独自メニューも多数繰り出されていたり、個人店的な側面も大きいので、今回は、【あえてレビューしてみる特集】にはしないことにします。
実は、この【優勝軒 仙台富沢店】自体は、2011年6月オープンと、長く続いているお店でもあります。

いつものように、トッピング、麺、スープ、と、それぞれ見ていきたいと思います。
トッピング。
麺の方の丼に海苔が入り、つけ汁の方の丼に基本的なトッピングは全部入る仕様です。
炒めもやし、味玉、メンマ、ネギ、チャーシュー、なると、といったラインナップです。
海苔は、磯の風味感重視なもの。食べては、しっかりとした厚みもあり、クオリティはなかなかしっかりしていました。
味玉は、"The 煮玉子"といった印象。黄身はやや硬めの仕上がり。醤油でキリッと煮たような感じの、かえしの醤油感がしっかりと主張する、良い意味で、"大勝軒テイスト"を感じる仕上がりでした。
メンマも、少しブラッシュアップされたでしょうか?こちらも、"大勝軒テイスト"を感じる、醤油かえしと出汁感が主張する仕上がりとなっていました。
なるとと薬味のネギは、彩りを良くするのとともに、こういった、クラシックタイプのラーメン、つけ麺の雰囲気を醸し出してくれます。
炒め野菜。シャキシャキの仕上がり。下味も程よい入り方でした。こういった【濃厚魚介つけ麺】のトッピングとしては一般的ではないのですが、茹で野菜ではないので、味を薄めたりすることもなく、良い感じになじんでいました。
チャーシュー。おそらく、豚肩ロース中心の部位かなぁ、と思います。チャーシューの部位は、その日の仕入れや仕込みの状況によるのかもしれません。今回は、脂身少なめの、肉質しっかりなところでしたが、よく炊き込まれていて、柔らかい仕上がり。味付けは、やや薄味仕立てといったところでしょうか?それにしても、しっかりめのチャーシューがゴロゴロと入っていて、肉量の満足度はかなりのものがありました。
麺。
自家製麺だと思います。【優勝軒】の専用小麦粉を使用されているようです。たしかに、【東北大勝軒】系統の麺とも少し違う感じがしました。
ややハードな食感のあるモチモチ食感の太麺といった感じです。小麦の旨味や風味はしっかりと感じられる麺でした。なかなか食べ応えもある麺です。並盛でもしっかり満足感がありました(チャーシューによる満足感も大きいですが)。
スープ。
詳しいことは分かりませんが、おそらく、動物系、香味野菜、魚介乾物系などを一本炊きしたスープじゃないかなぁ、と思います。出汁感は結構複雑です。ガラもさまざまな部位を使っていると思われます。
ただ、味わいとしては、分かりやすい美味しさで、サバ節主体の魚介乾物系の旨味と動物系の濃厚スープのコクが引っ張る、過不足ない濃度の乳化した豚骨魚介のつけ汁といった感じの味わいです。
こういう分かりやすい"魚介豚骨系"の美味しさ、真新しさとかはないですが、たまに無性に食べたくなる時があります。何と言うか、"これで良い、これが良い!"方面で、このつけ汁にはクラシックな良さがあります。
また、味の方向性は、いわゆる、【甘辛酸】方角なのですが、【酸味】が強くないのも特徴的で、結構すんなり入っていく、"大勝軒テイスト"の魚介豚骨なつけ汁に仕上がっているところに特色を感じます。これに関しては、【優勝軒】全体がそうなのか、【優勝軒 仙台富沢店】だけの特徴か、は、分かりません…。
割スープ。
店員さんへの声がけが必要です。熱々の割スープが、別皿で提供されます。いわゆる魚介出汁ではなく、割スープは生姜などの香味野菜が香るあっさりめの動物系白湯スープのようでした。これは珍しいですが、つけ汁の出汁感が複雑なので、出汁感を膨らませる魚介出汁よりも、こういったシンプルなスープで割った方が美味しいのかもしれません。
【優勝軒 仙台富沢店】の【特製もりそば】、個人的には、このつけ汁が、時々無性に食べたくなります。美味しかったです。
最近、ラーメンの種類や方向性は多岐にわたっており、価格も業態もさまざまですが、こういった昔ながらの、クラシックな美味しさがあっての、今の進化系のラーメンがあるような側面も感じておりまして…。"昔ながらのものが良い!"という暴論を振りかざす意図はまったくないですが、ラーメン文化にあっても、それを築き上げられてきた先人達へのある種の畏敬の念、リスペクトは、やはり大切なような気もします。
麺:【優勝軒】専用小麦粉使用の自家製麺。ややハードめなモチモチ食感の太麺。小麦の旨味や風味は割としっかり。食べ応えもしっかり感じられる麺でした。
スープの方向性:動物系と香味野菜によるフェーズ、魚介乾物系を入れるフェーズ、で分けて、一本炊きされているスープだと思います。乳化感は割としっかりといった印象です。
タレ:醤油かえしだと思います。
油:仕上げ油は背脂系だと思います。おそらく、スープの上澄み油が仕上げ油になっている、もしくは、スープと一体化している、といった構成でしょう。