宮城県仙台市青葉区錦町1丁目2−4
ラーメン 仙台コマル飯店

全部乗せ肉野菜炒めつけ麺

  全部乗せではないノーマルバージョンもあります。一応のところ、期間限定麺からのスタートとなります。


  【ラーメン 仙台コマル飯店】ですが、『仙台拉麺食記』の人、MoNoがメニュー監修、コンセプト監修を担当させて頂いております。

 テーマとしては、【仙台ネオ町中華】です。

 

 宮城・仙台のラーメンシーンの始まりのところを振り返ると、いわゆる、"中華食堂"のようなノスタルジックなお店で提供される、じんわり系の【中華そば】や炒めの入った【味噌ラーメン】などにつながる傾向を、僕は感じています。
 
 実際、【中華料理】出身のラーメン店主さんも多く見られる地域性があります。
 
 そこで、【ラーメン 仙台コマル飯店】では、【ラーメン業態】がお送りする【本格町中華】をテーマに据え、【ラーメン】こそメインではありながらも、中華料理店でよく見るような定番的な【定食類】、中華鍋を振って"炒めと調味の技術"全開でお送りする【炒飯類】を主な軸に、メニューを構成しております。
 
 良い意味で、【麺類】、【定食類】、【炒飯類】、「今日は何を食べようか?」の嬉しい悩みが深いお店であれれば、嬉しく思います。

 

 また、【ラーメン 仙台コマル飯店】は、”ラーメン専門店であり本格町中華専門店でもある”という、【仙台ネオ町中華】が主たるテーマです。フラッグシップメニューである、【東京ニラソバ】は、この、”仙台ネオ町中華”感、”ラーメン店であって、本格町中華のお店でもある”という【ネオ町中華】な世界観を存分に楽しんで頂けるメニューに仕上がっている、と自負しております。【五目あんかけらーめん】や【麻婆麺】、【仙台麻婆まぜそば】も、個人的には、”本格町中華であって、ラーメンでもある”という角度から、作り込まれている逸品だと思っております。定食類も良いですが、【ラーメン コマル飯店】ですので、【麺類】も、ぜひ、お楽しみ頂ければ、と思います。
 

 最近、【定食類】のメニューに関しても、【チャーシューエッグ定食】を中心に、さまざまなご注文を頂いているもようで、”選択肢の豊かさこそ豊かさである”をモットーに、メニュー構成を考えてきた監修の立場として、非常に嬉しいです。僕個人的には、【チリチキン定食】や【渾身の油淋鶏定食】といった、自家製唐揚げをメインにした、”ごちそう系唐揚げ定食メニュー”を推したい、と今は思っていたりします。

 

 若干前置きが長くなってしまいましたが、皆様の、メニュー選びの何らかの参考になれば、嬉しく思います。


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 さて。【ラーメン コマル飯店】の【肉野菜炒めつけ麺】、見ていくことにしましょう。ご紹介させて下さい。

 

 実は、このメニュー、構想期間が長く、監修目線でも、オススメ度はかなり高いメニューです。今まで、【もち小麦の煮干しの油そば】の頃からちょこちょこ、特製のもち小麦配合の極太麺については、推してきましたが、その最高の生かし方が、ある意味見つかった、と言っても過言ではないメニューになります。

 

 実際、このもち小麦配合の極太麺それ自体は、汁ありのラーメンで食べても美味しく、油そばで食べても美味しく…、と結構自信をもって提供している麺ではあったのですが、メニュー構成やオペレーション面などとの兼ね合いから、どうしても、提供するに当たっては、【油そば/まぜそば】の方向性がメインになっておりました。

 

 このたび、メニューをプチ再編することになり、【肉野菜炒めつけ麺】がリリースできることとなり、【つけ麺】という形で、この、もち小麦配合の極太麺をメインに据えたメニューを販売できる運びとなりました。

 

 特に、2025年を中心に、このところ、暑い時は暑く、寒い時は極端に寒い、という気候が続いていたので、どうにか、寒い時期と暑い時期の”ブリッジアイテム”的な意味合いを果たす、【ラーメンメニュー】を作れないだろうか、と模索していたところ、このメニューが完成に至った、という経緯があります。

 

 おそらく、全国的な観点で見ても、こういった、町中華型のメニューにおける、しかも、つけ麺で、もち小麦麺を提供する、となれば、これは、あまり類を見ない試みなのではないかなぁ、とも考えております。

 

 それでは、ここからは、いつものように、トッピング、麺、スープ、と、それぞれに分けて、見ていくことにしましょう。前置きと前振りがめちゃめちゃ長くなってしまい、申し訳ありません。



 まず、インフォメーション。


 リリースしたてにつき、試行錯誤が続いておりますが、予定では、熱盛をデフォルトで、提供したいという方向性で考えています。冷盛にすると、麺の茹で時間でかなりお待たせすることになるので、少しでもその辺りを改善したいという意図です。状況次第により、この辺りのオペレーションは随時変更があり得ます。ご了承下さい。


 続いて、全部乗せについて。


 全部乗せにすると、写真の通り、【ラーメン 仙台コマル飯店】と言えば、な、トッピングが全部乗せになります。ある意味、【麻辣湯】感覚で面白いトッピングの豪華さだと思います。なお、ノーマルの【肉野菜炒めつけ麺】もあります。


 トッピング。


 一応、全部乗せバージョンの場合、という形で書いていきます。


 まず、つけ汁には、肉野菜炒めがドーンと乗ります。メンマもつけ汁の方に入ります。


 メンマは、【仙台煮干中華そば】などでおなじみの定番のもの。タケノコの風味感、食感、タレの味の入り方など、バランス感覚に秀でた仕上がりです。


 肉野菜炒めは、そう、【肉野菜炒め定食】の、あの、肉野菜炒めがドカンと入ります。ちなみに、全部乗せバージョンにすると、肉野菜も豚バラ肉が増量になります。


 ということで、特製の甘じょっぱ辛いタレが、炒め油のラードと重なって、食欲を掻き立ててくれます。炒めと調味の技術全開の、シャキシャキの炒め野菜と、程よい焼きが入った豚バラ肉が最高の仕上がりです。野菜の構成は、ニラ、もやし、キャベツ、といったラインナップです。


 麺の方の丼には、唐揚げ、豚バラチャーシュー、水餃子、と、乗ります。個人的には、意外に、この水餃子が、良い感じに、アクセントになっているようにも感じます。


 水餃子は、つけ汁にダイブさせて、"つけ麺"ならぬ"つけ餃子"で頂きましょう。つけ汁に早めに投入して、【麻辣湯】の具材のようにして食べていくのも良いかもしれません。水餃子ですので、意外とサッパリと頂けますよ。


 豚バラチャーシューは、【仙台煮干中華そば】や【チャーシューエッグ定食】などの、あのチャーシューです。タレの醤油が良い感じに染みており、また、よく炊き込まれているので、柔らかジューシーです。こちらも、つけ汁でよく温めて食べれば、よりお肉のジューシー感、柔らかさを楽しめます。


 唐揚げは、【本日のミニ丼】でおなじみの逸品。【ラーメン 仙台コマル飯店】の名物です。ザクッとした衣と、ジューシーな鶏肉の旨味がたまらない逸品。このメニューでは、"パーコー(排骨)"感覚で頂きましょう。


 麺。


 序盤からずーっと書いてきていますが、特製のもち小麦配合の極太麺になります。モチモチ食感に特徴があります。特に、このメニューは、つけ汁に麺をつけて食べる方式になりますので、より、この麺の個性を楽しめる仕様になっているのではないか、と思います。


 もち小麦麺ではありますが、もち小麦だけに終始した麺ではなく、それゆえ、小麦の風味や旨味もしっかりと感じられる、モチモチ麺です。


 また、もち小麦麺ならではの、"餅感"は、やや控えめな仕上がりです。


 スープ。


 ベーススープは、【東京ニラソバ】などでおなじみの、肉出汁清湯スープです。中華料理における"湯"にも近しい、引き算的な清湯スープです。


 そこに、前述の、肉野菜炒めから、お肉と野菜の旨味が、炒め油のラードの香りを伴って重なります。よって、食べ進めていくにつれて、旨味がどんどん増幅されていくような仕様になっています。これは、シンプルだけど、奥が深い美味しさがあります。


 ベースの味付けは、まさに、【醤油ラーメン】といった感じの、基本的なベースメントです。そこに、肉野菜炒めの香り、肉野菜炒めの秘伝のタレの調味が重なり、胡椒による味の引き締め、レトロ感が、良い意味で、スパイシーに香ります(辛くはないのでご安心を)。


 なお、スープ割はありませんが、実は、このスープを割る上で一番相性が良いのは、卓上の "お冷や"だったりします。僕は、あえての水割りをオススメします。おそらく、スープの旨味の要素が複雑多岐にわたった結果、出汁よりも水で割った方がしっくり来るという理論か、と僕は考えます。


 【ラーメン 仙台コマル飯店】の【全部乗せ肉野菜炒めつけ麺】、大変美味しく頂きました。


 自信を持ってオススメ致します。なかなか"他店でありそうでない"という絶妙なラインを突いている仕上がりのつけ麺に仕上がっていると思います。言語化が難しいのですが、"ネオ町中華"そのものです。"ラーメン(つけ麺)であって、本格町中華でもある"という独自の世界観が出ているような気がします。そして、旨味が複雑に絡み合うことにより、"しょっぱいはうまい"の方向性でまとまっているのも特徴的です。


 【東京ニラソバ】、【仙台煮干中華そば】に次ぐ、【麺類】の筆頭メニューになれるか!?僕は、この【肉野菜炒めつけ麺】には、ぜひ、第3の人気メニューへと続いてきてほしいなぁ、と思っています。



麺:特製のもち小麦配合の極太麺。モッチモチの食感に特徴があります。ただし、"餅感"は控えめで、小麦の旨味や風味もしっかり感じられる太麺です。

スープの方向性:シンプルな肉出汁清湯スープ。ウワモノの肉野菜炒めと合わさって丁度良い仕様になっています。ベースこそシンプルですが、さまざまな要素が複合的に合わさって完成していくような感じのスープです。

タレ:クラシックな"町中華テイスト"な醤油かえしでしょう。

油:炒め油のラードが香りを引き立てます。