本日、東京競馬場にて第164回天皇賞(秋)が行われます。
以前グランアレグリアおじさんを自称していた自分としては、
是非生で現地観戦したかったところですが、
コロナ完全収束のその日まで、強固に自粛生活を続けますので、
今回も自宅観戦となります。
さて、レース自体の予想を行う前に、
今日の府中周辺の天気予報ですが、昼頃から夜まで雨の予想となっており、
YAHOO!の雨雲レーダーで確認したところ、降雨はほぼ確定の模様。
さほど纏まった雨量ではなさそうですが、これは結果に大きな影響を及ぼしそう。
土曜日とは馬場状態が変わる事に十分留意すべきでしょう。
因みに、前日土曜日の芝レースでは逃げ切りが1回のみで、
前半スローの上がり勝負の競馬が殆どでした。
スローの競馬で上がりの速い馬が有利になるのは変わらないでしょうから、
それに馬場適性をプラスして考えればよろしいかと思われます。
今回もJRA公開の調教動画を参考に1頭ずつ見ていきます。
①コントレイル
調教が凄く良く見えた。
素人の自分で良く見えるという事はとても良いのではないかと。(◎)
②カデナ
時計自体は出ているものの、鞍上の促しに対する反応が悪い。
この馬の走り頃が分からないが、分からない内にピークが過ぎてしまった感。(×)
③モズベッロ
走りにパワーを感じるが、如何せんスピード不足の印象。
雨歓迎のクチだけに馬場悪化なら足りない分を詰められるか?(△)
④ポタジェ
実績不足の馬が初GⅠで馬なり仕上げ・・・。本気度に疑問。(×)
⑤エフフォーリア
加速力が流石はGⅠ馬と思わせるものだったが、少し重い印象も受けた。(○)
⑥トーセンスーリヤ
高脚で馬がイライラしている印象。2ヶ月振りだが、
疲労が抜けていないのでは?流石に実績不足なのでもう少し仕上げて欲しい。(×)
⑦ワールドプレミア
前走天皇賞(春)での調教はとても悪く見え、今回もあんまり良い印象は無い。
が、それで前走勝たれてしまった事を考えると、
調教はそういう動きの馬との見方が出来る。
春天よりは印象が良いので。(○)
⑧サンレイポケット
坂路を外へ逃げる走り方から非力なのかと思ったが、
実績を見ると重馬場適正は高そう。
課題はあるが、加速力から何かを起こすかも。(○)
⑨グランアレグリア
馬なりでスピード感抜群。
ただ、やっぱりスピードがかなり勝った走りをするんだよな~。
出来自体は良い。(○)
⑩カイザーミノル
首が高いが、それ以外は良い。
鞍上共々本気を出してはくれないだろうか?(○)
⑪ムイトオブリガード
坂路を右に左にフーラフライト。流石にこれでは・・・。(×)
⑫ラストドラフト
某競馬新聞ではゴール前仕掛けと書いてあるが、
仕掛けという程鞍上は促していない割にはすっ飛んで行きそうな加速力。
正直全然眼中に無かったから驚いた。(☆)
⑬ペルシアンナイト
ややスピード不足の感はあるが、今日の馬場にはマッチしそう。(△)
⑭カレンブーケドール
蹄の影響からか、仕上げがソフトな気がする。(△)
⑮ヒシイグアス
まだ足りない気がする。連勝自体は途切れてないが。(△)
⑯ユーキャンスマイル
芝での追い切りも、馬場が重かったからか加速力が今ひとつ。
今日の馬場では付け入る隙すら難しそう。(×)
調教が良く見えた馬は、
⑫ラストドラフト(☆)
①コントレイル(◎)
⑤エフフォーリア(○)
⑦ワールドプレミア(○)
⑧サンレイポケット(○)
⑨グランアレグリア(○)
⑩カイザーミノル(○)
データ上、特に気になる点をピックアップ。
・過去4年で11番から外は入着無し(0-0-0-19)
・過去10年の勝ち馬の馬体重は480㎏以上
(480㎏未満の勝利馬は2010年ブエナビスタの456㎏が最後)
展開面を考えると、
④ポタジェ、⑤エフフォーリア、⑥トーセンスーリヤ、⑨グランアレグリア、
⑩カイザーミノル、⑬ペルシアンナイト、⑭カレンブーケドール、
⑮ヒシイグアスの8頭が先行しそうで、逃げ馬は不在。
一応の逃げ候補は⑥トーセンスーリヤと⑮ヒシイグアスか。
個人的には⑨グランアレグリアには差しの競馬をして欲しいが、
陣営のコメントからは先行しそう・・・。
昨日の勝ち時計を見ても前有利とは言い切れず、
逃げに出る馬がいても道中さほど動く馬も出づらく、スローペースになりそう。
馬場も見方に付けつつ速い脚を使える馬となると、
勝ち馬は相当絞られるのではなかろうか。
以上を踏まえて自分の印は・・・
◎⑤エフフォーリア
調教、データ、展開から考えて有力と見られる出走馬の中で、
最も何の悪影響を受けずに出走出来るのはこの馬のみ。
春の二冠こそ取り逃したが、
可能性の若干下がる菊舞台よりこちらを目指した点にも好感が持てる。
確勝とはいかなくとも好勝負必死と見ての本命。
○⑦ワールドプレミア
展開は少し向かないかも知れないが、差しの競馬一択なので案外競馬はしやすそう。
迷いなき岩田の一閃が強力他メンバーを尻目に一気の突き抜けという事もあり得る。
調子を落とした時期のJCの時計から、
あの当時より力を出せそうな今回の期待は大きい。
古馬になってから重賞を勝つディープ産駒は信頼出来る。逆転も有りの対抗。
▲⑫ラストドラフト
はっきり言って時計が足りないが、雨が降って稍重より馬場が悪くなるのであれば、
ノヴェリスト産駒の同馬にも出番があるのでは?
馬体面でマイナスデータがあるので頭からは行かないが、
兎に角調教での加速力が目を引いたので、前走からの一変期待。
△①コントレイル
実力があるのは分かっているが、
馬場悪化しそうな日に最内に入ってしまったのが、展開と馬格から不利に働きそう。
差す競馬ならさほどの影響は無いかも知れないが、
スローを見越して鞍上が好位置を取りに行く競馬をしたら、
最悪の結果になるかも知れない。これも調教はとても良かったが、
何故か勝つところまでイメージ出来ませんでした。抑え評価。
△⑭カレンブーケドール
展開面ぐらいしか押せる材料が無いが、個人的に好きなので。
外枠最悪のデータがあるが、すーっと先行出来ないかな。難しいかな・・・。
最後に⑨グランアレグリアについて。
東京競馬場の芝2000mを走るとなれば余程のドスローで無い限り、
他場の2200mぐらいのスタミナが必要と思われます。
しかも、今日は雨で馬場が悪化の見込み。
更に、陣営はスタミナ不足を自覚せずに王道(先行)の競馬をさせるとの事。
ハッキリ言って大阪杯よりノーチャンスだと思います。
この馬は有り余るスピードを、
位置を取らずに折り合いに専念する事で溜め込んだ極上の切れ味の競馬で、
最優秀短距離馬となった事を陣営は忘れてしまったとしか思えません。
ルメール騎手のインタビューもマイルの時の様な、
自信に満ちたものではありませんでした。
なので、今回は叩きだと割り切っての無印です。
今回で変な疲れを溜め込まない事を祈りつつ、
次走は絶対距離短縮してくるのでそちらにて、改めて応援させて頂きます。
以上です。