得度式 | 旅人紋次郎のブログ

得度式

昨日新潟県へ行っていたのは、本日が母親の得度式と納骨のためでした。


得度式と言うのは、本来は僧侶になるための式と言う意味ですが、亡くなった人が仏様の弟子になると言う意味合いにも使われるようで、私の菩提寺では遠方の檀家で亡くなった人が居る場合、遠方では荼毘式だけを行い、四十九日の納骨の頃に、菩提寺で葬儀にあたる得度式を行い、それから納骨をすると言う段取りをするように言われます。

良く考えれば檀家を大切にすると言うこともありますが、悪く考えれば自寺の檀家を他で葬儀をして欲しくない、と言う意味合いにも考えられます。


まぁどちらにしても、菩提寺との付き合いは大切にしたいし、何よりもお布施の金額が東京等とは違いすぎるので(安い)、私は菩提寺に指示に従っています。


母親が亡くなって、もう5ヶ月も過ぎますが、本来なら四十九日の納骨は、1月末くらいでしたが、私の故郷は豪雪地帯。

通常ならお墓はまだ雪の下にあるので、納骨や法事は雪解けを待って行います。


だから私は四十九日に遺骨を菩提寺に預け、ご本尊様の近くに安置して来ました。


今年は雪が少なかったようですが、雪解け後のお寺のスケジュールは、まず土日から埋まってしまいます。

わが家でも土日を希望していましたが、なかなか希望日の予約が取れず、結局平日になってしまい、行けるのは私だけ。

そのため昨日に新潟県入りをして、本日得度式と納骨をして来ました。


しかしわが家は本家と言うこともあり、わが家のお墓には33人が眠っています。

私の母親は34人目。


昔は骨壺で納骨する習慣が無かったようですが、さすがに34人となるとお墓も一杯。

御先祖様を寄せて隙間を空けて納骨して来ました。


とりあえずこれで私も一区切り。


今後はお盆が新盆なのと、今度は雪が降る前に一周忌をするつもりでいます。


今年は新潟への往復が増えそうです。


余談ですが、昨日新潟へ向かっている関越自動車道の関越トンネルを抜けた先で、飛び出しに合いました。

まさか高速道路で飛び出しがあるとは想定外。

それも1匹や2匹ではなく集団横断。

発見が早くて、それほどの急ブレーキではありませんでしたが、まさか日本猿の飛び出しを高速道路で合うとは思いませんでした。


このところ狸の飛び出しや、日本猿の飛び出し等によく合います。