…って、年始の挨拶にはすでに遅いですねf^_^;
blogはすっかりご無沙汰ですが、今年も変わらず観劇ジャンキー生活を突っ走ります。
皆様本年もどうぞよろしくお願いいたします。
では今から宝塚へ、ロミジュリを観に行ってきま~す♪
昨日は、城田トート×朝海エリザベートのマイ初日でした。それまで石丸トート×瀬奈エリザベートを2回見ているのですが、キャストが変わるとここまで違うのか!というぐらい、受ける印象が違いますね! 組み合わせの妙もあると思うので、この2組の組み合わせに限定して、現時点での所見をつらつらと書いてみます。
【城田トート×朝海エリザベート】
今までさまざまな方がトートを演じられてきましたが、私が見た限りでは、トートの解釈は大きくわけて2種類あると思っています。
ひとつめは、エリザベートよりも圧倒的に超越した存在として、黄泉の世界からエリザベートの人生を見つめる傍観者のスタンス。愛するエリザベートの不幸な人生を見通せるゆえに、幾度も拒絶されながらも「死して幸せになろう」とエリザベートを黄泉の世界へと誘う。
城田トートはこちらのタイプで、非常にミステリアスで幻想的。このタイプは自ら大きく動かない、待ちのスタンスゆえに、演じる役者によってはエリザベートへの愛が見えにくいこともあるのですが、城田トートが斬新なのは、エリザベートを見つめるまなざしに哀しみを内包している点。エリザベートが不幸な人生の選択をしていく様を見届けること、それがエリザベートに命を与えた自分への枷であるかのように、哀しくもやさしい目を向け続ける。
私、トートにやさしさを感じたのは初めてです。宝塚の元男役でさえも小柄に見える上背に、耽美的なビジュアルと甘くとろけるような歌声もあいまって、かなり新鮮で魅力的なトートになっていました。
昨日は朝海さんのエリザベートとの組み合わせでしたが、朝海エリザは人生経験を重ねて内側から強くなっていったのではなく、自分を守るガラスの壁をただひたすら厚くしていった、同じ女性から見ると痛々しい見かけ上の強さしか持ち合わせていないので、常に悲しみのまなざしを送る城田トートとの相性はぴったりだと思いました。
これは女性なら確実に惚れますね~。少女漫画の世界を地でいっているので、相当に夢が見られますよ。私もチケットを増やさねば!
【石丸トート×瀬奈エリザベート】
さて、一方の石丸トート×瀬奈エリザベート。フフフフ。このふたりの組み合わせの感想を書こうとすると、なぜに私はこんなにニヤついてしまうんでしょう(笑)。全部の組み合わせを見ているわけではないので今後変わるかもしれませんが、現時点では石丸さんと瀬奈さんの組み合わせは、かなり好みです!
城田トートが一歩引いたところからエリザベートに愛を傾けるのに対し、石丸トートは自ら下界に降りていき、アグレッシブにエリザベートを求めます。この追い込み型がもうひとつのトートのスタンス。追い込み型の場合、トートのエリザベートへの愛がむき出しになるので、ミステリアス性よりも人間臭さが前に出てきます。
黄泉の帝王なのに、人間のようにエゴな愛を傾け、嫉妬する。実際にはエリザベートそのものが不幸な宿命の星のもとに生まれているので、トートがエリザベートの人生を歪めているわけではないと思うのですが、自分の意に沿わないエリザベートへあたかも自分が手をくだしたかのように、力を誇示する。つまり、露悪的でしつこい(笑)。
エリザベートにしたらたまったものではないでしょう。実際、自分の人生に何かと立ち入ってくるトートに、最初は畏れおののくだけです。でも、いつのまにか、そんなトートとの駆け引きによって、エリザベート自身が強さを得ていく。
そう、私のツボはここなんです! トートが超然とした傍観者タイプの場合、エリザベートはトートによってというより、現実の世界で自分自身の力で強くなる(朝海さんの場合は、見かけ上の強さのみというアプローチ)。でも、トートが追い込み型の場合、エリザベートは現実に立ち向かう強さを、トートとの闘いによって得ていく…と解釈できるんです。
よって城田トートと朝海エリザベートが最後まで見守る帝王・見守られる人間の関係とすれば、石丸トートと瀬奈エリザベートは、互いに影響しあいながら時を経ていくので、最後はまるで戦友のような同志のような関係に映る。
瀬奈さんのエリザベートがこれまた見事なまでに強いエリザベートで、「私が踊るとき」なんて、完全に石丸トートVS瀬奈エリザベートのガチンコ対決。ふたりとも声量があるし、思う存分戦ってて痛快です。
もちろん、ただただ強いだけでなく、瀬奈エリザベートは鋼のような強さの裏に、生まれ持ったやわらかな感受性をずっと内包していて、子供の死やパパの霊に出会ったときに、ふと鍵がゆるみ、ものすごく温かい感情がもれ出てしまうんですよ。このギャップに、毎度心が締め付けられるんですよね(泣)。
ギャップといえば石丸さんのトートも、かなり! 毒があって妖しくて屈折してて、いつもえらそうなんですが(笑)、だからこそ一幕の最後、大人になったエリザベートが真の意味でフランツを選んだときに、「お前に命与えたために、生きる意味を見つけてしまった…」と苦しげな表情を見せる様にズキュンときてしまうんですよ! 本当にエリザベートが好きで、好きすぎて七転八倒しているんだなと。エリザベートを初めて見たときの表情も、めっちゃ恋に堕ちてますからね~必見です!
…と、ずいぶんズラズラ書いてしまいましたが、結論からいうと、どちらもオススメです! あえて書くとすれば、トートでいうなら正統派なラブストーリーが好きなら城田トート、ひとひねりあるラブストーリーが好きなら石丸トート、エリザベートは強いヒロインが好きなら瀬奈さん、庇護されるヒロインが好きなら朝海さんかなと。また、組み合わせが変わると、それぞれアプローチも変わるでしょうから、単なるイチ意見としてご参考にしてください。
ではでは。