一昨日の月曜日の夕方、我が家のアイドル犬トイプードルのレン君が永眠しました
娘が小６で息子が小１の時に、知り合いのブリーダーさんを通じて、レンは我が家へやって来た
レンには兄弟が居て、その中でも成長度がちょっと悪い落ちこぼれさんやったけど、足がスラっと長くてカッコいいヤツでなぁ、結局こいつが走れる間、小さいくせに私は一度も走るのが勝てなかったわ
甘えたさんで、私が仕事から帰って来る時のバイクやチャリの音が聞こえたら鳴いて家の中を歩き回って、私の顔を見たらウロウロまとわりついてた
そんなレンも今年に入って１６歳になって、元々悪かった足が筋肉の衰えと共に萎えてきて、起き上がるのも一苦労になってきて、GW明けにはついに立てなくなってしもた
おまけに眼も耳も不自由になって、人間の年寄りと一緒やなぁと思った
幸い食欲はあったので、床ずれせんように環境を整えて、おしめをして起きたいと言えば起こして、疲れたらレンの気に入る方向に寝かせて、家族で対応にあたってた
ほぼ寝たきりになってきたレンは、生活が夜型になってきて（これも年寄りと一緒やなぁ）、大体５回～１０回は夜中に起きて吠え出すから、その度に家族の誰かが起きて寝かしつけなアカンし、段々家族も疲弊してきていた
それでもな、小さいのに一生懸命生きようとするレンはうちの家族の一員やし、うちにやってきて幸せやったと思って欲しかったし（犬やけど）、何より助けを求めてきてるレンは愛しいやん
先週の木曜日に呼吸がいつもより荒くなっていたのに気づいて、ゴハンも水も飲めなくなって、動物病院に連れて行ったら、先生が「肺炎になっているね。抗生物質を注射するけど、お年寄りやから持たんかも。今夜が山やと思いますよ。」と。
そしたらちょっと持ち直して、朝には水が飲めるようになってて、次の日も注射を打ってもらいに病院に連れて行ったら、先生が「この子スゴイね～」って感心してたわ
ほんまに強いヤツやった
これまでもピンチはあったけど、生命力っていうのかな、小さいのに強くてな
薬が効いてきたのか、段々と水もゴハンも食べられるようになってきて、注射を飲み薬に替えてもらい、また復活しそうやなと思ってきてた月曜日。
嫁が仕事へ行って、私が仕事から帰って来る間の、誰もおらん１時間の間に、レンはひとりで旅立って行きよった
ひとりで逝かせてしもた。
しんどかったなぁ。苦しかったなぁ。でもお前は最高に強かったで
１人で居た私は、それから粛々とレンの片づけを始めて、レンの固くなった身体を拭いてやり、おしめを外して、レンの祭壇みたいなんを作ってやり、いつものゴハンと大好きやったおやつを横に置いてやった。
ペット火葬のハピネスさんに連絡して、娘も息子も仕事を休んで見送ってやりたいと言うので、時間を合わせてみんなで天国へ送ってやった
ペット火葬のハピネスさんは、こちらの気持ちを汲み取って、だから少し家族も救われた気持ちになれたみたいや
まだ２日しか経ってないから、我が家は深い悲しみと喪失感に苛まれている
私は元々、犬は犬、猫へ猫という考え方やったけど、そんな私もこれを泣きながら書いている
１６歳という天寿を全うして、必死に生きようとしたレン
だからレンとの思い出と共に、みんなで笑ってやらねば
英語でな、もう会わんかも分らんさよならはgood byeで、また会うかも知れんさよならはso long（またね）なんや
そやからレン、so long
レン君、またな