外の世界が怖いということ
40年以上生きてきて、いまだに社会に馴染めていないと感じる。その根本にあるものは何なのかと考えたときに、ひとつ思い当たることがある。私は社会に出るのが怖い。自分は何かしたわけでもないのに、「目つきが悪い」と知らない人にいじめられ、クラスのボスグループに入るのを断ったら友達もできず、体型のことでからかわれた。11歳まで海外で暮らしていたため、日本特有の閉塞感みたいなものがすごく苦手だった。同調圧力、ルッキズム、人と違うことが許されない。大人になっても、仕事に行けば成果をあげなくてはいけない、迷惑をかけてはいけない、苦手な人ともうまくやらなければならない。クエストが多すぎた。それがたぶん、40を過ぎてもなお社会に出るのが怖いという感覚に通じているのだろうと思う。過緊張で体はこわばり、呼吸がうまくできなくなる。場の雰囲気に敏感にアンテナを張り巡らせる。そんなことを無意識に行なっているから、ひどく疲れるし、不特定多数の人に会うのが億劫だ。