前編、中編の続きです。
ご覧になられていない方はそちらから読むのをオススメします。

それから彼は毎日、放課後に来てくれるようになりました。

私は気づいていました。
彼が無理をしていることを。

ある日、彼が言いました。
「今日、学校に来るのがすごい辛かった」
彼は泣いていました。

私は彼に謝りました。
今まで無理をさせていてごめんなさいと。
どうしても君に会いたかったと。

彼は私のせいじゃない、自分が行きたくて行ったんだと言ってくれました。
彼は私に会うために学校に来ていると言った。
私はそれがとても嬉しかった。
私も彼に会いたかった。
彼の優しさに甘えすぎていた。

そんな自分が嫌になった。

結果的に私が彼を傷つけた。
私は悪くないと言う彼の優しさに胸が張り裂けそうだった。

その日の夜は溶けるかと思うくらい泣いた。
あんなに泣いたのは、小学校ころいじめられていた時くらいだった。

彼に無理はして欲しくない。
だけど、私には彼がいないとどうにかなりそうだった。

いつの間にかそこまで彼に依存していた。
彼の負担になることは分かっている。
でも彼に会いたかった。

彼は優しい。
学校に行けなくてごめんとずっと謝っている。

やめて

私が悪いのに謝らないで。

その優しさが私には苦しい。


彼の笑顔が見たかったのに