三年生。

クラス替えです。


新しいクラス。
新しい、お友達。


不安と、期待で
胸がいっぱいです。


当時の私は
非常におとなしく
自己主張も弱いタイプでした。


『敵』という存在があるなんて、
この時は知りませんでした。




私が、産まれる前

母は、神奈川で
某有名デパートのbaby服売り場で働いていました。


それもあって
子供を着飾るのは
お手のもの。


他のママ達に差を付けるべく、
私の服選びには
気合いを入れてました。


私も、嬉しかった。


友達も
その親も


桃香ちゃん可愛い~ドキドキ
て、言ってくれるから。

服が(笑)



顔はたいした事ないくせに

いっちょまえに
服だけ目立っていた私は


この、クラス替えで出会ったY紀に


目を付けられました。




無邪気に、なりふり構わず遊んでいた
今までとは違う。


『嫉妬』の恐ろしさを知ったのが


この年でした。


わずか

九歳。




きっかけは―


可愛い服を着てたから。




たった
それだけで



この先の
二年間



地獄の日々を

送る事になる…。