いつものように
病室に入ると


○看護師さん
「あ、ちょっと娘さん?」

一人の看護師さんに、呼び止められた。


すると

○看護師さん
「お父さんねぇ、ナースコールが凄いのよ。」

話しによると


朝方、5時前から7時位まで、この病棟のナースコールは至る病室で鳴りっぱなしだそうです。


動けない患者さんが多いので、目覚めると色々と手助けが必要。

それだけではなく、
死を間近に感じて不安にかられる患者さんも
目覚めの時に、ナースコールを押す傾向にある。


だから、ナースコールの対応に追われる朝は、物凄く大変なんだと言いたいのだろう。


その中でも、父が一番酷いと言われてしまった。


それは、ご迷惑をお掛けして申し訳ない。

でも、そのカーテンのすぐ向こうに父がいるのに
ここで話さなくても…


○私
「父は、どんな事でナースコールを押してるんですか?」

○看護師さん
「色々と…」


色々って…

用もないナースコールって何?そこを教えて。



それに

ナースコールを押すのは控えようね

って注意して

本当にピンチの時に押さなくなったら?



ナースコールは、父のSOSだった。

それを、迷惑そうに言われた事が、とても悲しかった…

けれど
実際

病院に行けなかった日は、看護師さん方に任せっきりだった。

父の、つまらない話しに付き合ってくれたり、動けなくなった父の手となり、足になってくれた。

父の病気を知った時の話しをしたら、一緒に泣いてくれた。



思い起こせば、看護師さん方には感謝する事ばかり。

他人の身の回りの世話をするのは、本当に大変な事だ。


中には、感じ悪い人もいたけど(汗)




とりあえず、
次の週に、個室を取った。
家に帰れる準備が整うまで、そこに私が泊まり込む事にした。


ずっと誰かが一緒にいれば、不安で意味もなくナースコールを押すこともないだろう。
家族が出来る事は、家族がやらないといけないね。








でもさぁ

よっぽどの嫌がらせじゃない限り



意味のないナースコールなんて

ないと思うけどなぁ…。