ひととおりの支度は済み、後は呼ばれるのを待つだけ。

全身麻酔だから、目が覚めたらもう手術は終わってるから怖くないですよ

って、

その、全身麻酔が怖い。

もし、私が手術を受ける立場だったら

このまま目が覚めなかったどうしよう。。。

とか、

寝てる間に手術が失敗してたら。。。

とか、不安は抑えられない。

父も今、そんな心境なのだろうか。


そして、いよいよその時が来た。

ストレッチャーに乗せられた父を手術室の手前まで見送る。

『頑張って。。。』

そう言うと、父は小さく手をあげた。


自動ドアが閉まり、父の姿が見えなくなる。


次に会えるのは、六時間後。


でも、これで終わりではない。
ここからが、がんとの戦いの始まりだった。。。