手術までは、とにかく検査、検査だった。


食事制限も厳しく、検査の前日は食事もだめ、水すら制限された。


血管にカメラを通し、脳の写真を取る。




そんなこと出来るの?



日本の医療も凄いな。


そのうち、がんも風邪みたいに直せればいいのに。



そんな、検査当日―



看護師二人が病室に父を迎えに来た。

○○さん、では行きましょう。

ストレッチャーに父を乗せると、病室を出てすぐの廊下に止まる。


肩から麻酔の注射します。痛いですけど、ちょっと我慢して下さいね。






え?痛いの?



そんなぁ、お父さん大丈夫かなぁ。



なんだか見ちゃいけないと思った私は病室にひっこむ。


廊下でストレッチャーに乗った父の足だけが見える。


では、いきますよ~



の、声の直後父の足は、ブルブル、バタバタと動いた。


相当痛かったのだろう。


でも


私に心配かけまいと、声一つあげる事なく耐えたようだ。



病室を出て、父に近寄る。



○父『久し振りに、気持ちのいい痛さだったなぁ~!』



父は笑って私に言う。


凄い痛かったくせに。。。


父は、病気になっても、娘に対して父だった。



辛いくせに。
寂しいくせに。
怖いくせに。



検査から帰ってきて、父は話す。



○父『目の中で、バシッバシッって稲妻が走るんだよ。あの時、写真撮ってるんだろうな~』


笑って話す。



怖かったくせに。。。


私の心配はいいよ!
一番大変なのはお父さんでしょ!


心の中でそう叫びながら、




お父さんありがとう。。。