父には、少しでも長く生きてもらいたい。

どんな治療でも受けさせたい。


しかし―



現実、お金はかかる。




前回の病院では、三週間で14万程かかった。

が、

今度は手術もあるし、多額になることは間違いない。


病院には、治療費の支払い方や、退院後の生活などの相談を受けてくれる相談所があるとのこと。


まず、そこへ行ってみた。


今回の、脳腫瘍の手術は200万はかかるという。
他にも、検査やベッド代、食事代もろもろ合わせたら、12月分だけでも350万円はかかると言う話しだ。



どうやって払う?



貯金を崩しても、この先もまだお金はかかる。


父は、入院1日1万円の医療保険に入っていた。
仕事も、今後働けなくなったとしても、一年半は社会保険から給料の六割は出るという。



いや、だとしても入院が長期に渡ったら全然足りないだろう。


高額療養費制度―


テレビで聞いた事ある。


しかしこれは、一旦全額支払った後に、差額が戻ってくる制度。


その、一旦全額支払うのも何百万単位になると大変だ。


そこで教えてくれたのは。


健康保険限度額適用認定証―

社会保険事務所で『健康保険限度額適用申請書』にてもらえる認定証。
これを病院窓口に提出することによって、始めから上限分の額しか請求されない。


その所得額にもよるけど、父の場合は9万程度だったと思う。
食事代は適用されないけど、50万かかっても、300万かかっても、支払う額は10万~13万程度で済む。


こんな制度があったなんて。




この制度には、本当に救われた。



後は、父の病状が良くなるように願うばかりだ。