新藤悦子 作 佐竹美保 絵
福音館書店 2022.6.20
今から800年前のトルコ,王女のトゥーラーンは,物語にあこがれ,
自由に生きたいと建築に興味を持ち,医療を学ぶ。
そんなトゥーラーンが,愛馬に導かれ,山奥の国ディブリ―へ。
世界遺産として残るディブリ―の大モスクと治療院をめぐる人々の壮大な歴史物語。
面白かったです。
本は500ページをこえる長編ですが,
文章も分かりやすいし,佐竹美保さんの挿絵が本当にすばらしくて
するする読めます。
小学校高学年むき。
これを最後まで読めたらきっと自信につながるはず。
ディヴリーイのウル・ジャーミィは「ディヴリーイの大モスクと病院」の名で、隣接している病院施設ダーリュッシファー(darüşşifa)と共に1985年に世界文化遺産に登録されました。トルコの建築物として一番最初に登録された施設でもあります。
また同時に、トルコ共和国大統領府によっても保護されています。