『海の上のピアニスト』の原作で知られる
アレッサンドロ・バリッコの『絹』を総製作費30億円をかけ映画化した作品『シルク』
。
芦名星&キーラ・ナイトレイ目当てで鑑賞です。
監督は、『レッド・バイオリン』、舞台「シルク・ド・ソレイユ」の鬼才、フランソワ・ジラール。
19世紀に蚕卵を求めて日本に渡ったフランス人エルヴェ(マイケル・ピット)は、妻エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)をフランスに残し、日本への危険な旅に出る。
そこで出遭った日本人女性(芦名星)との秘められた純愛を描いた物語。
スエズ運河がまだなかった頃、フランスから日本にどのようにしてきたのかを知ることができたのも興味深かったし、本当にこのような歴史があるならとても面白いと思いました。
言葉は少ないが、景色の描写、人物の描写がとても美しい。
加・伊・日の合作であり、エルヴェが恋をする女性で役所公司の妻を演じた芦名星(あしなせい)は、新人でありながらフランソワ・ジラール監督に見出され、
「日本の美の象徴」と絶賛されたのには、納得。
台詞は一言もなかったけれど、温泉での細い体にびっくり。
とても美しかった![]()
哀しくて景色を印象深くさせる美しい音楽は坂本龍一氏が担当。
このスケールの割りにあまり話題に上がらなかったのは、深いと思いきやサラサラしすぎたストーリーのせいだろうか?
最後にフランスの娼館のマダム(中谷美紀)から伝えられた真実には驚かされたが、まだ疑問は残ります。
結局何がいいたかったのか。
妻の愛は深かったということ?
後悔は先にたたないということなのだろうか。
関係を築いていくのは、国境、時代に関わらず難しいのだな、と。

