伊坂幸太郎作品続きになってしまった。
こちらは映画のほう。
原作を読む前に観てしまったのは、
正解だったのかもしれない。
この原作はきっとめちゃくちゃ面白いに違いない。
映画を観ると、
この原作を映像化するのは難しかったんだろうなーっというのが
伝わってきたから。
死神=千葉(金城武)が現れるのは、人が不慮の死を迎える7日前。
観察の後、「実行=死」か「見送り=生」かを判断するのが彼の仕事。
好きなことは、CDショップで聴く「ミュージック」!
1985年の孤独な苦情処理係のOL藤木一恵、
2007年の死にはやるヤクザ藤田と弟分のチンピラ、
2028年の海辺の一軒家で美容室を営む老女をターゲットにした3つの物語。
時代を経ることに変わっていく千葉の衣装や髪型も楽しめる要素。
金城武のキュートな一面と変わらずセクシーでかっこいい様子が伺える。
こんな死神に寄り添われて、最後を判定してもらえるなら、きっと自分の人生を納得できるカタチで終えられるのかもしれない。
そして、ヤクザ役で田中哲司さんも出演![]()
「死」は太陽や青空と同じ。
あるのが当たり前で全然特別ではない。
けれども、とても大切なもの、だということ。
生を知らない死神も、初めて見たその青空を前に、
その意味を理解したように思えた。
それを気づかせてくれたのは最初に命を助けた藤木一恵。
最初に救った命が、新たな生をうみ、結果その人の人生を豊かな悔いのないものにしていく。
命の連鎖。
最初はやや平坦だったけれど、
最後はじんわりと温かいものを感じた作品だった。

