いやぁー
めっちゃ面白かった!
原作は米英でベストセラーリストに掲載された、
ゾーイ・ヘラー氏の「あるスキャンダルについての覚え書き」。
映画化の権利をめぐって激しい獲得争いが生まれたのだそう。
物語は定年間近の女教師、バーバラの視点で進められていく。
バーバラには、『恋に落ちたシェイクスピア』でエリザベス女王を演じたジュディ・デンチ。
この作品では、独特かつ異様な存在感を放っている。
同僚のスーのことを「ズボンをはいたブタ」といい、
いつもだれかを批判しては、値踏みするような女性なのだ。
そして、バーバラが勤務するセントジョージ校に
美術の新任教師として赴任してきたのが、ケイト・ブランシェット演じるシーバ。
彼女のことをバーバラは“まるで“妖精のよう”と。
本当に教師とは思えない、生暖かい美しさを備えていた。
孤独で友だちのいないバーバラは、
シーバにランチに誘われると顔には出さないもののえらく舞い上がるのだった。
美容院にいき、新しい洋服を買い、花束を持って出掛ける。
バーバラはシーバを友情以上の憧れの目でみるようになっていたのだ。
そしてバーバラは、シーバの情事を目撃してしまう。
相手は15歳の男子生徒だった。
バレたら大問題。
それを裏切りだというバーバラ。
でも彼女は、その秘密を共有することで、バーバラは2人の絆を深く、強いものにしていこうとしたのだった。
ところが、お互い友情という認識が違っていた。
バーバラは、シーバを女友達ではない感情抱いていたのだ。
もうここからは「ぞっ」っとする感情も加速してくる。
あるとき、バーバラの飼い猫ポーシャが亡くなる。
亡き骸の引き取りに付いて来てほしいとシーバに懇願するも、
シーバは息子の舞台を家族で見に行くところだった。
「友情よりも家族をとるのね!いいのね、ばらしても!」
と、すごい形相で睨みつけながら叫ぶ老女の顔の恐ろしいこと。
当然だろうに。
“裏切り”と解釈したバーバラはついに二人の秘密を
シーバに思いを寄せる男性教師に話すのだった。
ここからもう大変。
少年の母親が家に乗り込んできて馬乗りでビンタするわ、
マスコミは騒ぐわ、
世間からは好奇の目で見られるわ。
でもその矛先は、黙認していたバーバラにも向けられるのだった。
校長から過去の問題(これもビックリ)を持ち出され、ついには退職させられる羽目に。
ざまーみろっつうの。
マスコミから逃れるため、シーバはしばらくバーバラの家に身を寄せる。
それはバーバラにとって人生最高の日々だった。
でもそこで、シーバは日記を見てしまうのだった。
すべてを知ってしまうシーバ。
ひーーー!
そして、また一人になってしまったバーバラだったけれど、
新たな“友人”を見つけるのだった。
女の情は恐ろしい。。
しかし、この2人、やっぱりすごい表現力。
絶妙なキャスティングだと思った。


