幼稚園や小学校が始まって1か月。連休明け頃のお子様の「行きたくない!」に何と答えてよいか迷う方も多いと思います。私も3人の子を育てた経験からわかりますし、また、保育園でお子様をお預かりする立場から、この「母親としての葛藤」を相談されることも多いです。

そんな時必ず最初に話すのは自身の次男の話です。

次男は初めてのことに臆病な性格?で(引っ込み思案)公園も入り口から入れない。幼稚園から小学校の6年間はぼ毎日行きたくない…でした。次男の性格的に表現すれば「行きたくない!」ではなく「行きたくない…」でしたが、、、、、

そんな次男は、公園は常に母の横。幼稚園はバスが来るので仕方なく乗っていく。さて、小学校は?私が次男に言ったのは、

「休んでも良いよ。班長さんにお電話してお休みしますと自分で言ってね?」でした。

 小学校1年生の時の班長は自身の兄。私の長男でしたが、次男は言うことができずしぶしぶ学校へ。

以後、小中高とはぼ毎日嫌だ!と言いながら一度も休むことなく皆勤賞レベルで学校へ行けました。

今となってはその時の気持ちを確かめることはできませんが、中学校が終わるタイミングで「ほぼ皆勤すごくね?」と嬉しそうだったのを覚えています。(私が寝坊をして皆勤賞は逃しました)

 私は「学校行きたくない!」と子どもが言う度に、私自身が小学校をずる休みをした時、夕方遊びに行けずなんとも嫌な、もやもやした思いをしたのを思い出します。休みたい気持ちと行けばよかったという気持ち。子どもに限らずその時々で気持ちは揺れ動きます。しかし「その時選択した結果を自信が受け取る」事が「子育てに正解は無い!」と言われる由縁でしょうか?

 ともあれ、さして成績が良いわけではなく、運動も普通な次男にとって幼稚園、小、中の12年間(高校も)休まず通園、通学できたことは次男の少しの自信になっている気がします。

 学校へ行くことが全てではありませんし、行かせることが目的の投稿ではありませんが、毎朝揺れ動くお母さまの気持ちの整理に役立てば良いかと思います。