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 ごく普通の817系ですが、撮影過程は現代のカメラテクノロジーの集大成だと思っています。

 データはフルサイズのデジイチに24ミリ、ISO400 f5.0(+1/3補正)、1/3200、速度優先のAEでサーボAFです。

 手前のポールを過ぎ、AFが合致してから8コマ目の写真です。普通電車とはいえ、広角の効果もあり見かけの速度はかなり速いです。ワン・ショットで撮っていたら、もっと手前か画面からはみ出していたと思います。

 銀塩の頃なら、置きピンして一発にかけますが、ポジだとISO400のフィルムはまだ珍しく、画質もいまいち。そもそも1/3200という高速シャッターもごく一部のハイエンド機にしかありませんでした。


 今はこういう風に気軽に撮れます。持論ですが、今のカメラは私たちの想像以上に進んでいます。露出にしろAEでほとんどのシーンはカバーできます。少々露出補正は必要かもしれませんが。AFの精度も上がり、よほど構図が変則でなければ起きピンしたりする必要もありません。手振れ補正もかなり進んでいます。

 昔の撮影の必携だった三脚もほとんどのケースで不要だと思っています。

 カメラにできる仕事はカメラに任せて、あとはどうイメージを膨らまかせるか。いまの写真撮影は技術よりクリエイティブな面が求められていると思います。


 2019/4/21  長崎本線