流し撮りを極める

　「流し撮りを極める」なんて偉そうなことを言っていますが、実際はなかなか決まりません。

　今はとにかくファインダーの中で車輌の位置を確かめ、速度に合わせてモードラ連写でカメラを振っていますが、まだまだ安定しません。人から見ればきれいな流し撮りでも、たまたま「写った」のと「写した」のでは雲泥の差があります。不思議なものでうまくいった流し撮りは、撮影時には自信がありませんが、失敗したと思ったものは、ほぼ１００％出来が悪いですね。

　キャノンＡＥ１Ｐのころはモードラもオートワインダーも装着していませんでしたので、流し撮りも一発勝負でした。この当時うまくいった流し撮りは、たまたまでなく、自分の意思で写したという自信がありました。

　同じキャノンのＴ９０はマニュアルカメラの最終進化系といわれるくらいのフルスペックで、モードラ内蔵で流し撮りの成功率も格段に向上しましたが、今と同じく「たまたま」が多くすっきりしないものがありました。結果オーライと言ったところでしょうか。

　現在のデジタルはフィルムの心配が要らないので、銀塩時代以上に流し撮りに取り組んでいます。理屈ではなく体で覚えるくらいのレベルでないとここ一発で決めたいイベント列車なんかでは使えません。まだまだ修行中です。

　ＥＤ７６
　２００９／２／２１　　長崎本線　佐賀・伊賀屋　　キャノンＥＯＳ４０Ｄ　　ＩＳＯ１００　　１／６０　　ｆ２２　　８０ミリ相当

　８１７系
　　２００９／１／１７　長崎本線　佐賀・伊賀屋　　キャノンＥＯＳ４０Ｄ　　ＩＳＯ１００　　１／１５　　ｆ３２　　８５ミリ相当

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