

入場券を集め続けると、どうしても点から線へと結び付けたくなる。つまり、完全収集。もともと無人駅なものは仕方ないが(佐賀県でいえば唐津線の本牟田部など)、過去に有人駅だったならまず間違いなく入場券を発行していたはず(中には、駅名の部分が空白で出札時に駅名のゴム印を押していたものもかなりあるが)。
そこで、長崎本線。肥前山口以南は少し難しいが、鳥栖までだったらそう難しくないはず。実際、ある一つの駅を除いてすぐに収集できた。「ある一つの駅」というのが佐賀駅のお隣の伊賀屋駅。この駅の無人化は1974年と公式上なっているので、それほど昔のことではない。ならば、どうにかなるだろうと思っていたがこれがなかなか見つからない。
今や、一番手っ取り早い収集方法はネットオークションだが、時間のある限り一枚一枚見ていってもだめ。見つかったのは4.5年経ってから。それも一枚売りではなくいわゆるロットもの。オークションでロットものといえばくずみたいなものの集まりで、正直それほど価値のあるものがないというのが相場だが、このロットの中の1枚に埋もれていたのがこの入場券。
それ以降も検索しているが今のところ見つかっていない。
下の写真はおまけ映像。なぜか切り刻まれていて見苦しいが、昔はこんな短距離でも立派なA型の常備券があったということ。