今日は、明日母親が子宮摘出手術をするので、その付き添いをするため、実家に帰ってます。

一応、明日の段取りを聞いておこうと実家に電話をしたら、父親が出ました。


「もしもし」

「はい?どちら様ですか?」

自分の声を聞いた父親に敬語で話されると、軽い切なさを覚えます。

「いやっ剛志だけど」

「はい?」

「え?‥あの小山剛志だけど」

「あ~剛志か」

フルネームでやっと気付いてくれて、本当に切なくなります。

「どうしたの急に電話してきて?」

「急にって。明日の事だよ。今日は帰るの遅くなりそうだから、電話で手術の時間を聞いとこうと思って」

「え?」

「え?‥いやっだから明日の手術の時間を聞いて」

「14時だよ」

「聞こえてるじゃん!」

父親と電話で話すと、こういったやり取りが2回はあります。

「明日は何時に家を出るの?」

「剛志は何時に出るの?」

「こっちが聞いてるんだよ!まぁ手術が14時から始まるから、12時くらいに家を出る?」

「え?」

「だから!12時くらいに家を」

「12時ね」

「‥もう慣れたから良いけど、普通は聞こえてるのに聞き返すのおかしいよ」

ガチャッ。


ツーツーツー。


父親と話すと、必ず唐突に電話を切られます。

そんな父親と、母親の入院する病院へ明日行ってきます~