私さお母さんに対して、今でもちょっとわからないことがあるんやけど
子どもの頃、
夕飯の時に私が
「いまお腹空いてないから後で食べる〜」
って言うと
「片付かないから早く食べて」
って嫌そうな顔をしたんだよね
片付かないって言うのは、お母さんは夕食の片付けを終わらして早く一日の主婦業を終わらせたいからそう言っとるんだと思う
でもさやっぱりこれおかしくない?と思う。
だってね
子ども時代の私からしたら
え、今食べたくないのに食べなきゃいけないの?なんで私の気持ちを聞いてくれないの・・食べたくないのに・・お母さんが決めないでほしい・・
って思っている。
でももちろんそんなこと子ども時代じゃわかってないから
しぶしぶ食べる。
せっかくお母さんが作ってくれたものをしぶしぶ食べる。しかも食べたくなさそうに。
そしてそれを見てお母さんもイライラポイントが溜まる。
でもうちのお母さんは我慢の人だから、怒ってきたりはしない。
今でも思う。
自分が食べたい時に食べさせてほしいってその気持ちをお母さんに尊重してもらいたかった。
今ね、私はお母さんの立場に立っている。
せっかく作ったのに、子どもが食べてくれない時の気持ちもわかる。わがまま、って思っちゃう気持ちもわかる。
でもそれを踏まえても
やっぱり子どもでも、食べるタイミングは自分で決めたい。
お腹が空いてない時に、食べることを強制しないでほしい。
自分のことは、いつだって自分で決めたい。
って思っている。
あの時ああ言った私のお母さんが、本当は向き合うべきものは
子どもをコントロールしてしまう程に余裕のない自分の心
だったと思う。
お母さんの心の中なので何を思っていたかわからないけど
例えば
3食決まった時間に子どもにご飯を食べさせていないと母親失格だと思われる。
とか
夕食の食器を食べたらすぐ片付けてないと、だらしのない主婦だと思われる。
とか。
一刻も早く、こんなやりたくもない主婦業を終わらせたい。
とか。
何かお母さんの中でジャッジしているような呪いがそこにあったんだと思う。
でもさ
それってお母さんの問題よ
私はやっぱりあの時
お腹が空いてから、美味しくお母さんの料理が食べたかった。
食器の片付けなんかさ、私にやらせれば良かったんだし、むしろ流しに洗ってない食器が残っていたって
だれもお母さんのことをだらしのない主婦なんていう権利なんかないよ。
お母さんの向き合うべきものは
いつだって自分の心だと思う。
子どもの言葉を尊重できないくらい
コントロールしてしまうくらい
何が自分の心の中にあるんだろうって
私もそうなりそうな時、いつも自分の心に向き合う。
私はもっとお母さんに
自分の気持ちを尊重してほしかった。
これってさ
看護師の世界も同じだなって
人をコントロールしちゃいけない。
自分のルールを押し付けちゃいけない。
いつだって決めるのは自分で
そして相手である。
思い通りにならない後輩がいても
コントロールしようとしない
その人を変えようとしない
そういう気持ちがなくなった時、相手と向き合えるんだと思う。
それが尊重なんだと思う