常設展

すみだ北斎美術館

特にみたい美術館がない時は、東京で行ったことのない美術館に行くようにしている。ここ数年の北斎ブームもあり以前から行きたい、すみだ北斎美術館に行ってきた。正直、北斎は好きではない。富嶽三十六景は、素晴らしいとは思うけど、完成されすぎているのか、なぜか好きになれない。

チケット購入時に、全てレプリカになりますと言われた。はっ？と思ったけど、今更やめるのもと思って見ることにした。レプリカの理由は、浮世絵は空気や光で劣化しやすいためらしい。企画展示の時は、本物を展示するらしいが、常設展で展示しているものは、どんなに高精細でもレプリカはレプリカ。どんだけコレクションをしているのかわからかいけど、期間をずらして数点でも構わないので本物を展示してほしいと思う。そのせいか、何も記憶に残らなかった。ただ、北斎の作品ではなく、北斎という人間を知りたいのであれば、楽しめると思う。であれば、もう少しバーチャルな映像などを使って作品でなく北斎ワールドを見せてほしかった。

少なくても企画展でなければ、行く必要はないかなと思った。

個人的には、美術館というのは、常設展示にいかに力を入れているかで、そこの美術館がわかると思っている。作品の保存というは理由はわかるけど、１点でも２点でも本物を展示してほしい。