図表22に示した通り、明治の文明開化以来、日本は人口の増減とはほとんど関係なく成長してきました。https://www.rieti.go.jp/jp/events/bbl/19062801.html
図表22は、13ページです。https://www.rieti.go.jp/jp/events/bbl/19062801_matsumoto.pdf
日本の図表には資本がほとんど登場しないことです。日本企業が成長のための国内投資を行っていないことが一目瞭然です。
図表9は、7ページです。
図表17、(2)は研究開発効率の国際比較です。1990年頃には日本は研究開発費を効率よく成長につなげ、世界最高水準の研究開発効率を示していました。ところがその後、研究開発効率は低下を続け、2010年には世界最低の水準にまで落ち込んでいます。その結果、図表7でご覧いただけるように、1人当たりの労働生産性や国民所得も伸び悩んでいるのです。
図表17は、11ページです。
日本の生産性が低いということは、実は成長の余地が大いにあるということです。今日、生産性の低い発展途上国が大いに成長しているのは、生産性が低いところから成長しているからです。それと同じことが、日本にも出来るはずです。何しろ、図表6でご覧いただけるとおり、日本の生産性は米国と比べて8割の分野で半分以下、4割の分野で3分の1以下なのです。
みんなが少子化ゆえに現在の低成長で仕方がないと嘆いているようでは、そこから脱却することはできません。成長するための国民的な議論を始めなければならないと思います。
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私はスウェーデンの今日の高成長は、結果としてそうなっているのだと思っています。スウェーデンは第一次世界大戦の前は、北極圏に近くほとんど森林資源しかない、欧州の中でも貧しい国で、女性の社会的地位も低かったのです。ところが第一次世界大戦で中立を守ったために、大いに発展しました。しかし、発展した結果として出生率が下がってしまった。そこで出来上がったのが今のスウェーデンの社会保障制度です。それが、戦後うまくいったものの、1980年代の終わりには行き詰まってしまいました。それが1990年代からの選択と集中の時代に、再びうまく機能するようになって高成長をもたらし、今やスウェーデンは欧州の中でも国民負担率が低い国となっているのです。
どの国も浮き沈みがあり、試行錯誤しながら出来上がってきたのです。残念ながら、日本は今低迷しています。浮かび上がるには今の日本の状況について、本音で議論する必要があります。
移民の件はそれぞれの国の政治が決める話です。日本では技能労働者としての受け入れが、現状における国民的コンセンサスだと思います。ドイツにしてもスウェーデンにしても、受け入れ過ぎれば問題が生じると思います。本来寛容な国であったはずの米国でも移民問題が争点として浮上しています。国民の選択の問題だと思います。
戦後55年体制の間 政治よりも官僚主導で 官僚支配が・・問題になっての首相官邸への権力集中でしたけど また、この改革も時間とともに制度疲労なのか ふたたび、優秀な官僚間で 真摯な議論が行わそうな感じがしました そんなレポートですね。
今週もお疲れ様でした。