永尾とその彼女と地元で飲んだ。
永尾も恋愛する権利があるんですね。
今や地球上でかなりの期間を最下位独走中ですよ、彼。
みみずだーって、おけらだーって、永尾だーって、ですよ。
しかも同時に愛される権利も有してましたからね。
かおりんって言うらしいんですよ。
29歳にもなって、かおりんってとは思いましたけど。
彼なりの遠慮というか優しさなのかもしれません。
まあ、どっちにしたって人間からすれば影響力1ミリ程度のものですけどね。
永尾の彼女と会うのは初めてかもしれないですね。
というか、地元の彼女はほとんど会ったことがありません。
みんな女性として扱わないので、会わせないからです。
そんな僕らも大人になったんですね。
彼女を交えて3人で飲みに行けるようになりました。
そして、永尾にあんな良い子がついてきてくれるならって、
自信を持つ機会になりましたし、人生に光明が差しました。
やっぱり最下層の永尾が結果を残してくれるということは、
それより上位の人間はもちろん動植物、虫や微生物、および鉄鋼物まで勇気が出ますね。
永尾、今だけありがとう。
では、おしまい。
りうへい。