雑誌は見るものとか言って。
活字嫌いとか言って。
確かに本を読む習慣もないし。
小説なんて、全然読まないんだけど。
歴史は好き。
歴史的な雑誌とか、本はなぜだか買ってしまう。
小さいころから。
きっと、歴史があって今の自分がいる、ということ。
そんなことに子供なりにロマンを感じていたんだろうと思う
かっこいいとかも少なからず動機の一つではあるのだが。
何よりも、今で言うとあの場所でこんなことが起ったとか。
その当時はこんなことが常識で、こんなことを信念として生きてたんだとか。
現代につながっていることを実感することとか。
その必然性とか、今でも変わらない人間らしい部分とか。
そんなことに魅了されてたんだろうと思う。
両親にひたすら子供ではなく、家族の一員でなるべく対等に育てられたせいで、
やたらと生意気であったし、物事を考える人間であった。
小さい頃も歴史の伝記物ばかり読んでいた。
活字は当時から嫌々ではあったけどね。
本を読まなくてはいけない時(たとえば夏休みやたとえば宿題でなど。)
決まって歴史の本を読んでいた。
僕が読んでいたものと言えば、表紙にその人物の絵が描いてある、
ハードカバーの子供には少し大きく重い本。
そして同時に絵を描くことが好きだった僕は、読み終わったその本の表紙を真似して描いていた。
今でも覚えている。
当時、織田信長を読み終えた僕は、やはり表紙の絵を僕なりに写した。
なかなかの出来でキレイに影までつけた気がする。
そして、父親に褒められたくて、帰宅した父親にその絵を見せた。
本を読んだことも、その絵自体も褒めてもらえると思ったら。
「織田信長に会ったことないからわからない」と言われた。
その本買ってきたのは、あなたたちでしょうが。
というか、小学生にそれは厳しいでしょ。
そりゃ会ったことないでしょ。こっちも知ってるわ。
母親が病院で働いていたため、夜遅くまでいないことが多かった僕は、
一般家庭よりは父親との時間が多い環境で育てられたと思う。
父親が仕事を僕の前に持ち込んだことはない。
だから、仕事でイライラとか辛いって思うことがあるとは思ってもいなかった。
その日はきっと何かあったんだろうな。
家族で夜中まで飲んでいる時にはこの話が良く出る。
母親と僕はこの話で笑う。
父親は照れながら笑う。
親も人間なんだなと今の僕は思えて嬉しい。
同時に僕も同じ立場なら照れながら笑うと思う。
やっぱり歴史はつながってるな。
今後もつなげていかなくちゃ。
あ。
じゃあ、子供作らなくちゃ。
じゃあ、結婚しなくちゃ。
じゃあ、彼女作らなくちゃ。
やばいやばい。
では、おしまい。
りうへい。