さっ。
ふらっと外出しようかな。



今日は予定がないんだけれども、用事がないわけではないし。
んで、さくっと飲んでくるかな。
今日は誰も誘わず、しんみり行くかな。



それとも、親孝行するかな。



昔は月に1回、金曜日に親と飯を食うことにしてました。
親孝行でもあり、金曜日に飲み会へ行かないという自粛目的でもあり。
金曜日なんて、次の日考えずに飲み明かしちゃうから。



どっちにしようかな。



でも、こんな不甲斐ない28歳。もうすぐ29歳。


同じ年の頃、両親は結婚してたし。


逆算すると、もっと前に付き合ってたし。


もっと前に出会ってたし。


あ、すでに知り合いの女性みなさん、今後一生かけて大切にします。
僕に対する見る目を少しだけ変えてみてください。


想像していた29歳とはだいぶ違うな。
まあ、それはそれで楽しんじゃあいる。


ただ、想像していた29歳も実現してみようかと思ってます。


そこが今夜の迷いどころ。


夜景のきれいな行きつけのバーでね。
さくっと一杯飲んでね。
マスターと軽く話してね。
3席くらい隣に女性が一人で来ていてね。
その子がトイレ行ったタイミングでマスターに言われてね。

マスター:「気になりました?」


29歳 :「ん?何がですか?」


マスター:「あ、失礼しました。いや、あの女性です。今席を離れた。」


29歳 :「ああ。僕、気にしてそうでした?」


マスター:「ちょっと、そうかなと思いました。」


29歳 :「わかりましたか。実はね。誰に似てるわけでもないんですけどね。
     もちろん昔付き合ってた女性とかでもなく。何となく気になりまして。」


マスター:「実はさっきお客さんがトイレ立たれた時に、あの女性も同じこと言ってたんですよ。」


29歳 :「え?」


マスター:「いや、お客様の名前を聞かれまして。よろしければお隣にでも」


「妄想系、妄想系、ニート式」


大人しくアミノ酸系スポーツドリンク飲んで、筋トレします。


では、おしまい。
りうへい。