江戸時代以前の日本人は今の歩き方ではなかったらしい

『ナンバ歩き』最近よく耳にするようになった方もいらっしゃるかたもいらっしゃるかもしれません。

どうやら残っている資料が少ないようで、人によって若干ばらつきがありますが、今ウォーキングをしている方たちがしている、手を勢い良く前後しながら進む、いわゆる『行進』とは全く違う歩き方をしていたようです。

 

 

 ナンバ歩きの誤解

 ナンバ歩きというと、手と足が同時に出る歩き方、つまり右手と右足を同時に出し、次に左手と左足を同時に出す、おかしな歩き方だと思われている方もいらっしゃる方も多いようですが、実はこれ勘違いで、平地で実際に歩いてみると分かりますが、こんな歩き方は不自然で、長時間歩くのは無理です。だだし例外が一つだけあって、階段や坂道を上る時に限っては手と足を同時に出したほうが力が入りやすく、体をねじらないので、体の負担も少なくなるように感じました。

 

 

 実際の歩き方

 まだ試行錯誤を続けている段階ではあるのですが、しばらく歩き方を試した結果、ウォーキングとは明らかに違う歩き方のコツがつかめてきました。以下にまとめるとこんな感じです。

1,足を肩幅に開いて直立する。

2,背筋を伸ばした状態で視線を下に向けないように気を付けながら、少しひざを曲げる。(基本姿勢)

3,右足から進む場合は左足(軸足)に意識を集中して、左足を後ろに蹴るように意識して進む

4,左足から進む場合は右足(軸足)に意識を集中して、右足を振城に蹴るように意識して進む

5,腕は少し曲げて手の平が脚の付け根あたりを軽く触り続けるようにする(腕はふらない)

文章にするとこんな感じです。2~3日は頭で考えながらなので、しばらくはぎこちなく感じると思いますが、慣れてくるウォーキングよりもむしろこちらの方が自然になってきます。手をあんなに降らなくても普通に歩けます。

 

 腰を据えて歩く

 腹をきめる、腰を据える自分軸を持つという言葉かありますが、今ではこれらの言葉は精神的な面で使われている事が多いですが、忘れられているだけであって、実はこれらの言葉は文字通り、日本人が持っていた基本姿勢を表現する言葉なのかもしれません。