投資初心者からの質問

 

 先日、高校を卒業して間もない甥っ子から突然連絡があった。「僕、今投資に興味があって、やってみたいんだけと、まず何から始めて良いのか分からなくて、まずは興味のある株を買えばよいのでしょうか?」と。

 

 そういえば私、投資について教える立場になった事がなかったので、しばらく考えてしまいました。

しばらく返事に困ってふと出た答えが一冊の本『バビロン大富豪の教え』でした。私が投資をし始めた、わりと早い段階で出会った本で、この本に書いてある内容を実践したお陰で随分助けられた。

 この本を読んだ事のある投資家の方は「わかる!!」といってもらえるのではないでしょうか。

 

 

 バビロン大富豪の教え

 

 この本の1番重要なポイントは、自分の収入の最低1割を投資するために別にとっておく)という事です。

現金でのけておくのも良いですが、私が色々と実践した中でお勧めなのが、投資用の銀行口座を新たに開設し、毎月の収入の1割をせっせとその口座にためていくという方法です。銀行によっては、毎月一定額をその口座に振りむ設定も出来るようなので、自分で毎月せっせと振り込むよりは継続率が上がる事でしょう。

 

 

 なぜ始めに投資用口座に振り込む必要があるのか

 ここまで読んだ方の中で「それならば、月末に残った金額を振り込めばよいのでは?」と思われた方がいらっしゃるかもしれません。しかし、残念な事に給料が振り込まれた際には確かに投資するだけの余裕はあったはずなのに、月末になると不思議ときれいさっぱり無くなってしまうものなのです。ですから、重要なので何度も言いますが、【まずはじめに投資用の口座に振り込む】

事なのです。

 

 勉強をしない日本人

 私も少し前まで会社員をしていました。周りの社員の言動を観察していましたが、皆揃いもそろってお金についての知識が絶望的に低い。投資なんてしたことない人ばかりだったのでしょう。日本の教育システムに問題がある事は間違いありませんが、いい加減気付かないとまずいです。ですが、「ゲームの話ばかりしてないで少しは勉強しましょうよ」とはとても言えない雰囲気だったのが事実です。

 

 習慣にするまでには時間がかかる

 話が脱線してしまいましたが、私が甥っ子に『バビロン大富豪の教え』を紹介した理由は、投資をするにはまず習慣を身に着ける事が大切だと思ったからです。投資初心者の多くはたった1度の失敗や損失で諦めてやめていく方も多いです。せっかくお金や投資に興味をもったのに途中でやめてしまうのはもったいないです。いきなり投資を始める前に、しっかりと体系的な知識を身に着けて臨んでいただけたらと思います。