お金について勉強するときに、おすすめの本として1番に名前が浮かぶのが、ジョージ・S・クレイソン著の
『バビロンの大富豪』です。この本は本当に面白い本なので、是非読んで欲しいのですが、特に記憶に残っていて、
私が今も実践していることは、「収入の10分の1を投資用の資金として貯め続ける」という事。
1番簡単な方法は、投資用の口座を新たに解説し、収入のある口座から毎月収入の10分の1を自動入金する事です。
手数料がもったいないと思うかもしれませんが、毎月10分の1を手動で貯め続けるのは意外と難しいです。
なぜなら、ついつい欲しいものを買ってしまったり「今月だけはお休みしよう」と考えてしまったりで、継続できないものです。
ですから、天引き方式で、真っ先に収入の10分の1を別口座に移し、「自分の収入は9割しかなかったんだ」
と思い込むことにして、半強制的にシステム化します。このシステムを月に200円程度の手数料でやってもらえるなら安いものです。1年もすれば、自動振り込みしている事すら意識しなくなるでしょう。
ただし、別の口座に収入の1割を振込み続けたとしても、あなたは一生資産と呼べる物を気づくことはできないでしょう。
多くの人はお金の預け先は銀行の一択という方も多いと思いますが、実は銀行預金は資産を減らす行為です。
「何をいっているんだ、毎月積み立てれば預金は確実に増えているじゃないか」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
詳しく説明していきましょう。。積み立ての事はややこしくなるので、一度忘れて下さい。
例えば2022年1月に10万円を銀行に1年間預けたとします。
10万円という数字に変わりはありませんが、1年間で10万円の価値は資産は現実に減ったのです。
何故か、1年間で円はドルび大して大幅な円安となりました。
2022年1月1日に対ドルで115.02円だった円は
2022年12月31日に対ドルで132.70円と14%も下落しています。
2022年10月22日時点で見ると150.26でしたので、なんと30%も値下がりしていたのです。
ずっと日本に住んでいると、円以外の通貨と関わることがないので、この辺りの感覚が鈍感になりがちですが、1年間でこれだけの円安は輸入大国の日本にとって、かなり深刻です。
15%の円安という事は今まで100円で買えていたものが115円必要となり、
30%の円安という事は今まで100円で買えていたものが130円必要となります。
ここでお気づきの方もいらっしゃるでしょうか?
先ほどの例であげた、2022年1月に預けた10万円の価値は8万円に下落したという事です。
今回は長くなりましたのでここまでとします。
少し難しい内容でしたので、コメント欄に質問をしていただけたらと思います。答えられる範囲でお答えいたします。
今回も最後まで読んで下さりありがとうございました。