C型肝炎のブログを書き始めて、やっと本格的3年目に念願のウイルス駆除に成功。

そのときはよかった。これで肝炎とはおさらばだと思ったわけです。

ところが6か月してなぜか、猛烈な痛みを腹部に覚え、病院の救急外来にかけこみ

点滴処理。その後も再度ソルデムという点滴を受けていたら、今度はインターフェロン治療時に副作用として出た躁状態が再発。

努力のかいあって2年後には、ようやく回復。

最近は安定した状態が継続しています。

 

 

肝心の肝臓のほうはというと、肝硬度は4.9と ほぼ正常にまで回復。

これで万事OKなのか? 答えはノーです!

肝硬度というのはあくまでも肝臓の硬さのこと

肝臓の状態を正確にはあらわしていません

それが証拠にエコー検査では

脂肪肝があります。中性脂肪値も高いです。」

繊維化部分もそれほど解消されていないもよう。もようというのははっきりわからないから

なぜ?中性脂肪の話は後述しますがまず問題なのが繊維化の解消

まず年齢が関係ありますし、もうひとつは感染してから年月が経過してますから

臓器の痛み方がそこそこなわけです。正確なことは針をさして検査しなければわかりません

感染期間が20年を超え、治療時点の肝硬度がフェーズ3ともなると

繊維化はそれなりに進展していました。それがウイルスが消えたからといって、元に戻るかといえばそう甘くないのです。それを表すのが血小板の数。なんとこれがSVR後3年間

ほとんど変化していません。

(これが20万以上あればまあ繊維化は回復しているといえますが、15万以下なら

まだ経過観察の域を抜けるのははまずいでしょう。)

癌こそ発症していませんが、脂肪肝が進行して、高齢になっていけば免疫も低下していきますからそのときはさらに要注意なわけで、まあそうならないために努力しなければいけないわけです。つまり肝臓の硬さは経年とともに柔らかくなってますが、繊維化そのものはぜんぜん改善しておらず、それどころか脂肪肝だけが進行しているのが現状。

 

これが中性脂肪値が高い場合は話がどうもややこしくなります

脂ものをそれほど食べるわけでもないのに、なぜ脂肪が多い?

これが長年の蓄積で、いつのまにか間食や栄養ドリンクの多飲などの影響なのか

まったく理由がわからないのです。中性脂肪といってもトリグリセライドという糖分や脂肪分のかたまり

でこれが運動によって解消できるかというと、「解消できても一時的」

まあ何もしないよりはましって程度の効果しかありません。

それでも運動を怠けると、血糖値は正常なのに中性脂肪値だけが、異常値になてしまうという

状態がしばしおこってしまいます。

アルコールを少し摂取しただけで血液検査の数値でZTTなどが上がってしまいますし、

ALTもじりじり上昇しています。まさしくこれが脂肪肝の初期症状。

 

 

ここで脂肪肝対策しなければどうなるか?

もちろんいずれ放置しておくと発癌してしまいます。

ではそうそうならないためには?

 

そのためには糖尿病、腎臓病にならないことは必須条件。

糖尿病や腎臓病患者の場合肝臓癌の発症が高くなってしまうので

まず食事や適宜運動をすることは欠かせません。

 

これは現在のところ薬ではどうしようもないみたいです。

そもそもいくら食べても太らない薬なんてあるわけないでしょう !

残念ながら肝炎ウイルスに感染した場合は、ウイルスが消えたらはい

おしまいではなくて、最低5年、いえ10年それ以上かもしれません。

なぜならなぜなら年齢が上がれば、免疫の低下というリスクがあるから。

結論ですが、脂肪肝だからといって何もしなければ、いずれガンになります。

しかし運動を継続して毎日おこなうことで、このリスクは低減します

もっとわかりやすく言えば、体重管理をしましょうってこと

 

幸い私はいまのところ発ガンしてはいませんが、これから高齢になるにつれて

免疫低下リスクが出てきます。できるだけ発ガンリスクを低くできればと思います

ウイルス排除はそのステップにしかすぎません。

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/107/1/107_44/_pdf