新薬に関して
ひとつ強調したいのは、巷にC型肝炎新薬は副作用が心配だから
様子を見ましょうだの、最低2年は待ちましょうだのという広告
がありますが、これはまったくナンセンスです。
なぜならこれらは新薬はよくわからないから、
しばらく様子をみましょうとか何年待ちましょう
言っているだけなのですから。
たしかに新薬(ハーボニー、ヴィキラックス)などは無条件で使える
わけでなく、一部の患者さんにはつかえません。
(NS5Aの耐性があるかどうか。腎機能は問題ないか。カルシウム拮抗剤
の使用の有無心機能に問題はないかなど)
その条件がいろいろで、複雑で
だからこそ肝臓専門医がいて病院があるわけで、そこらを無視して
勝手に治療時期を遅らせたのでは、どうなるかわかりません。
治療しないリスクと治療するリスクとどちらが大きいかと
いえば治療しないほうが、病気は進行するに決まっています。
ただし残念ながら副作用が皆無の薬があるかは怪しいです。
(そんな薬はないといっても言いすぎではないが副作用を問題にしすぎては
治療はできない)
ただしソバルディ、ハーボニーのような薬は遺伝子レベルで細胞内部で作用
するので副作用が出た場合、身体から薬が抜けにくいと性質があるので、
事前の専門医との相談は絶対必要でしょう。
それでもインターフェロンの副作用に比べればはるかにましです。。
でも「副作用はほとんどなし」ということが即誰でもあてはまるのかといえば
それはちょっとどうかな思います。インターフェロンには制ガン効果が
ありますが、経口剤ではその効果は確認されていません。
今後もいろいろな新薬が登場してくるでしょう。
しかし誰にでも聞く万能薬、しかも副作用のない夢の新薬なんてものは
ありっこないわけで穿ったいい方をすれば薬はもともとほとんど「毒」です。
だから薬にあわない体質になった場合は、副作用を強く感じるわけで
各種の条件がそろったり、薬の刺激に強い人は副作用なんて感じないわけです。
そこそこ効く薬はある。副作用はそれを強く感じるか弱く感じるか
の違いであることが多く、でも使い方は難しいことはたしかなので
注意が必要なことは確かでしょう。
さて以下は私の治療後の話です
服薬は昨年でしたが、もうそろそろ1年経ちます。
もちろんウイルスケンシュツセズ。
しかしまだまだ要注意
※ウイルス排除後心掛けていること
抗ウイルス薬を飲む必要はないが、食事と運動には気をつける。
血液検査、エコー検査は半年に一度はかならずおこなう。
●コーヒーを出来るだけブラックで飲む
●魚はできるだけDHAの含まれたものを食べる
●糖分 (間食)は必要以上に摂らない
●内臓脂肪は(10.0)以内をキープするようにする
●アルコールは極力摂取しない
これらは肝機能を悪化させないための一つの方便です。
2016.10月現在
BMI 22.1
内臓脂肪9.5
体脂肪 14.4
AST、ALTの数値は肝臓の炎症度を知る
うえで重要です。ただしこれらは基準内なら短期的な指標
としてあえて度外視します。
ウイルス駆除後といいますか長期的視点では
血小板数やフェリチンの数字などが重要な繊維化の進行度を
表す間接的指標なのでこちらをメインにみていきます
つまりAST,ALTが正常でHCV-ケンシュツセズ
ならすべてだいじょうぶとはいいきれず
あわせて画像検査をおこなって総合判断する必要
があるわけです。(エコー、MRI、フィブロスキャンなど)
ところでもし私が2012年時点で治療をせずに
2年間待ったとしましょう。
このレベルの血小板数だと2年で
肝硬変になってしまうレベルです。
つまりここで経口剤を待たずにしてインターフェロン治療
をしました。結果的にはウイルスは消えませんでした。
副作用にもかなりやられました。
しかし肝炎の進行は遅れ、血小板の減少速度は
落ちました。
これをインターフェロン治療をせずに2年待ち経口剤で
治療したら、果たしてどうなったか?
経口剤の制ガン効果があるかないかは
今後わかってくるでしょう。
AFP、 PIVKAⅡの数値は肝臓癌のマーカー
(ウイルス駆除後には数値は改善されている)
血小板の動きであきらかなことは、インターフェロン
治療により、血小板の減少が遅くなっています。
経口剤治療後はその数が増えていますから
繊維化も回復しつつあると見ています。
血小板数の変遷
1989 25.0 (ウイルス感染前)
1997 18.7
2004 18.4
2008 18.9
2012 12.8(インターフェロン治療前)(この時期は治療タイミング要注意であった)
2013 14.5(インターフェロン治療後)
2015 15.0
2016 6 16.0(経口剤治療後)