こんにちは。
今回は、
『寝ながら学べる構造主義』 内田樹
についてです。
タイトルに惹かれてブックオフで購入。
「構造主義」も何となく言葉は知ってるだけのものだったので
読んでみよーって思いました。
構造主義とかいうと難解な感じもしますが、
やさしく書いてあり楽しかったです!
電車の中で読みましたが、きっとベッドに寝転がりながらでも読めたと思う。
まあ、やさしく書いてあったといっても完全に理解ができたわけじゃないですけど。
構造主義というのは現代思想のひとつなのですが、
この思想によると、
私たちは自分の属する社会集団が受け入れたものだけを選択的に「見せられ」「感じさせられ」「考えさせられている。」
と考えられ、
自分の属する社会集団が無意識的に排除してしまったものは知ることがない。
ということになります。
・・・。
うん。
だからどうした!みたいな感じがしてきました(笑)
読んでるときは興奮したのですが、
一部だけ引用してみると何だか虚しい。
この本は構造主義の意味や定義よりも、
構造主義が定着する過程の話がおもしろかったのです!
構造主義の起源として、
マルクス、ニーチェ、フロイト、ソシュール、フーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカンなどを挙げていて、
それらの話が興味深いものでした。
いろんな思想についてちゃんと知りたいと思いました。
思想なんか知って何になるんだーって思うかもしれませんが、
バカなりにこういうことを考えたり、話したりするのが好きです。
飲みながら哲学や社会学について話せたら楽しそう。
(嫌な男かもしれませんね。笑)
とりあえず好奇心がUPする本だと思うので、
本屋で見つけたら読んでみてください。
文春新書です。



