初場所は十日目を終了。
稀勢の里が一敗で単独トップ。
二敗で白鵬ら4人、三敗で豪栄道ら5人が追う展開。
しかし上位陣がこぞって不調。
そんな中で稀勢の里が、星数的には安定して勝ち進んでいる。
上位陣の成績であるが、
鶴竜(5-5)
日馬富士(4-3-3)
白鵬(8-2)
稀勢の里(9-1)
豪栄道(7-3)
照ノ富士(4-6)
琴奨菊(3-7)
横綱大関7人計(40-27-3)
なんと10日間でひとり平均5.7勝。
まだ横綱大関の対決がほとんど残っている状況で、
全体的にここまでの不調は記憶にない。
稀勢の里こそ好成績だが、
白鵬にしては取りこぼしているし、
豪栄道はまずまずだが、
他の力士は横綱大関とは思えない成績。
残り2横綱1大関戦が残っている琴奨菊の関脇陥落はほぼ確実だし、
照ノ富士も来場所カド番の可能性が十分にある。
鶴竜にしても、残り全てが横綱大関戦であと3番勝てない可能性もある。
7人中3人しか勝ち越せないという事態もあり得るのだ。
今場所は上位陣もそうかもしれないが、
関脇以下に関しても、
どうやら地殻変動が起きているような気がする。
前頭筆頭の御嶽海、前頭8枚目の北勝富士に関しては、
世代交代の波をも感じる。
それ以外にも、この番付なら大勝ちもあり得た碧山、魁聖、妙義龍の苦戦、
栃煌山、嘉風についても、同様のことが言えるかもしれない。
まだ今場所は終わっていないが、
今年は何か新しい波が来るのではないかと思う。
白鵬についても、このまま衰えていくかどうかはわからないが、
少なくともこれまでのような圧倒的な強さではない。
序盤こそ悪くはなかったが、あの高安戦での完敗は首をひねるもの。
機が熟したという表現が適切かどうかはわからないが、
これまで以上に稀勢の里にチャンスがあると思う。
九日目に琴奨菊に負けた際には、
多くの人が「今場所も相変わらずか…」と思ったかもしれないが、
それ以上に他の力士が取りこぼしているのである。
遂に来たか、このときが。
最後の五日間は、
これまで以上に祈るような気持ちとなろう。
とりあえず明日、遠藤相手にしっかりとした相撲を、
自信をもってとってほしい。
そして豪栄道には、終盤でやってくる白鵬戦で、
援護射撃というと適切ではないが、
そのような重役を果たしてほしい。
ここからが長い!
がんばれ、稀勢の里!