ミスター・プロレステーマ曲と言えば鈴木修氏。
鈴木氏は数多くのレスラーのテーマ曲を手掛けている。
それには賛否両論あるだろうし、
私も賛も否もある。
否というのは、
これは以前にもブログで記したが、
鈴木氏に限ったことではない。
一人の作曲家が数多くのテーマ曲を手掛けることによる、
プロレステーマ曲1曲1曲の個性の埋没である。
いくらたくさんの引き出しが鈴木氏にあっても、
どうしても、鈴木氏の個性が出ると、
どの曲も同じような感じになってしまうのは仕方のないところ。
であるが、やはり、
鈴木修氏の曲には傑作が多い。
それが、鈴木氏のすごいところで、
複数の曲が心に打つ曲として世に残っている。
私は、私がプロレスに熱中していた時代や選手により、
闘魂三銃士と小橋建太選手のGRAND SWORD、この4曲が心に残る。
いずれも、曲の素晴らしさと選手の素晴らしさが混ざり合った、
名曲である。
その中で、私的に一番好きな曲を挙げると、
これになる。
高校生の時に、闘魂三銃士の武藤、橋本、蝶野、
このどの曲が一番好きかで、
友達の中で意見が分かれた。
多かったのはHOLD OUTが一番という意見であったが、
当時から私は蝶野のFANTASTIC CITYが一番好きであった。
今も、橋本の爆勝宣言、前述のGRAND SWORDも含めて4曲のうち、
一番演奏して楽しいというか、うれしいというか、
そう思うのが、実はFANTASTIC CITYである。
上の動画のコメントも興味深い。
勝手ながら抜粋させていただくと、
「作曲・鈴木修氏の傑作に数えられる1つ」
は、前述の通りまさに同感である。
「滅茶苦茶曲が凝ってて何回聞いても飽きない!!
曲調が度々変わって飽きさせない構成に仕上がっておる!!
特に14秒過ぎからの勇壮かつ神秘的な演奏が最高や!!
イントロからAメロに移行するメロディーライン
53秒過ぎから一転して落ち着いた演奏が流れるところ
1分58秒過ぎからエレキを滅茶苦茶唸らせところも最高に味を出しておる!!
感動や!!」
も、ほぼ同じ意見である。
そう、飽きないんだよね、この曲、これだけ20年来ずっと聴いているのに。
同じフレーズの繰り返しが多い曲構成というのは、
プロレステーマ曲というものを考えると仕方ない面もあり、
プロレステーマ曲というものを考えると逆にそれが望ましい面もある。
選手のイメージを植え付けるためである。
このFANTASTIC CITYでも、繰り返しは多いのだが、
それでも飽きないのは、何より曲の構成が素晴らしいからに他ならないと思う。
また、このFANTASTIC CITYが前述の他の3曲と違ってすごいところは、
プロレス「会場入場使用」テーマ曲としての通算使用年数が、
明らかに他の曲よりも短いのに、
いまだにプロレスファンの中に名曲として心に残り、
鈴木修氏の傑作のひとつとして残っているところにある。
「I preferred the 1992 version more.」
とあるように、1992年には、
スローテンポにして勇壮な感じを出したFANTASTIC CITY'92というバージョンがあり、
こちらを好む人も少なくない。
これを聴くと、個人的には92年のG1、リック・ルードを破ってのNWAを思い出し、
普通のFANTASTIC CITYを聴くと、91年のG1の座布団を思い出す。
曲に確たる思い出が残っている。
同じ人が複数のレスラーのテーマ曲を手掛けることは基本的には好まないが、
この鈴木修氏の4曲だけは例外であり、別格である。
中でも私は、やっぱりFANTASTIC CITYなんだよね。
たまに聴いて、いまだに、時にハマっちゃう曲なんです。