ええ、先の記事よりひねりもなく、
これですよ。
それは、このお盆の季節と言えば、
新日本プロレスのG1クライマックス。
そして、
私にとってG1の最も印象的な試合が、
いまだにこの試合なんですから。
1991/8/11
▼G1 CLIMAX 優勝決定戦・時間無制限1本勝負
武藤敬司 VS 蝶野正洋
コールのときの辻アナの
「化けました」
というのが、その当時のまさしく蝶野の印象ですよね。
第1回G1クライマックス、出場選手8人。
藤波、長州、武藤、橋本、蝶野、ベイダー、ノートン、ビガロ
この中で初代王者は誰か。
藤波か、いや、長州か。
いや、ベイダーやノートンの外人勢か、
三銃士なら武藤か橋本か。
間違いなく、下位人気だったのが蝶野正洋。
その蝶野が決勝進出。
決勝の相手は武藤敬司。
スター性なら武藤だろうというのが当時の感触ではなかったか。
ケロちゃんの前口上にもあるように、
過去の両者の対戦成績は、12勝1敗1分で武藤断然リード。
だから、G1初回は、この決勝のカードなら、
次代のエース候補へ、スター性の武藤が優勝を飾って、
将来への道を開くのではないかと、そう思ったファンも多かったはず。
試合序盤に、山本小鉄さんも、
こんな裏話をしていますからね。
「武藤選手はですね、(入門して)3日でね、『山本さん、ボクは辞めさせてください』って言ったんですね。あの頃僕はコーチやってましたからね。『じゃ武藤、辞めてもいいけど、あと1週間だけね、頑張ってみろよ』と、そう言ったんですよ僕は。(そしたら武藤は)『じゃあ1週間だけ頑張ります』と。そしてですね、その1週間がですね、こういうふうにしてね、大成したわけですね。で、この前ですね、たまたまね、武藤選手とですね、ライガーと3人でメシ食ったあとにですね、『武藤良かったね』ってオレが言ったんですね。『そうですよ、山本さん良かったですよ。ボクはレスリングやってて良かったです』って。そのときしみじみ言いましたね。そのときボクもうれしかったですね」
これねえ、今から考えたら、
結果知らずにテレビで試合見てたら、
こりゃますます武藤だなと、思いますよね(笑)。
しかし開始から、いわゆるストロングスタイルのグラウンドで、
いいですよねえ。
レスリングなんですよ、レスリング。
10分が、こうした攻防で過ぎます。
いや~こうして見ても、
武藤の「間」というのが、うまいなあと感じます。
リバースインディアンデスロックのところとかも、
私としてはうまいなあと感じます。
途中で、長州が橋本、蝶野にやられて弱音を吐いていると。
長州が「オレもそろそろ…」と言っているのが、
小鉄さんも寂しいと。
辻アナは、長州でもない藤波でもない武藤と蝶野が今日の主役、大トリだと。
加えて小鉄さんは、橋本が長州を破って…、という話を。
闘魂三銃士のG1クライマックスなんですね。
この話の直後に試合が動いてきました。
蝶野のケンカキックから、場外の武藤へのダイブ、そしてダイビングボディタックル。
両国ですよ、両国!
G1といえば、両国じゃないですか!
西武ドームですか?両国じゃないですか!
蝶野がトぺやらパイルドライバーやら、
珍しい技を連発しています。
しかし武藤が場外マットのないところで、
お返しのパイルドライバー。
ん?ブーイング?蝶野コールだ。
観衆は、蝶野贔屓なのか?
実は観衆は、ありがちな「スター」武藤の優勝を望んでなかったのか?
同日に橋本戦を戦って不利な蝶野への判官贔屓なのか?
いや、改めて、久々に見る91年のG1決勝戦だが、
蝶野への声援がこんなに多かったのか。
試合が徐々に佳境に!
武藤のドラゴン・スープレックスは蝶野がロープ際。
そして武藤は、そう、ムーンサルトではなく、
当時の呼び名は「ラウンディング・ボディプレス」!
だが、蝶野がすかす。自爆。
いわゆるマス席で見ているお客さんも白熱!
蝶野はSTFだ!
王道!王道、蝶野の王道である!
ステップオーバートーホールドウィズフェイスロック!
S、T、F!
そして、トップロープからのダイビング・ボディアタック、
さらには辻アナが「猪木が乗り移っているぞ」という卍固め。
その後武藤がブレンバスターを返して、
逆卍固め!新日イズムだ!
これが新日本プロレスの流れだ、猪木イズム!
そして、武藤がトップロープに上がり、蝶野は大の字。
しかし、武藤は飛ばない、蝶野の起き上がるのを待つ。
蝶野は起き上がり、武藤が飛ぶのをドロップキックで迎撃、
しようとしたが、これを武藤はかわす!
この武藤の身体能力、天才と言われた所以。
今でこそ裏の裏の裏、といった展開のあるプロレスであるが、
当時を考えたらまさに天才的な動き。
三銃士は、天才の武藤、プロレス真っ直ぐすぎる橋本、クレバーな蝶野、
そんなイメージのある3人。
3人が似ておらず、似ていないから輝いた3人だった。
早くして橋本はこの世を去ったが、
もちろん残念だが、何か橋本らしい、去り方だったし、
橋本の爆発力は他の2人は遠く及ばないものがあった。
もっと言えば、橋本の馬鹿正直とも言える真っ直ぐさは、
数多くのファンを虜にしたに違いない。
そんな橋本がリング下で見守る中、
武藤と蝶野がG1優勝へとしのぎを削る。
辻アナ「G1クライマックスは、ふたりが主役!」
蝶野はSTFだが、武藤に逃げられる。
その後武藤が攻勢に転じ、今度こそラウンディング・ボディプレスを…、
決められなかった!今度は蝶野が、剣山カット!
そして、そして!
あの名シーンがここに蘇る!
蝶野がまさかのパワーボム!起死回生のパワーボムだ!
ワン!ツー!スリー!!!!
大穴蝶野、まさかの優勝!!!
藤波、長州ではなく闘魂三銃士という単なる番狂わせではなく、
蝶野が優勝という、大番狂わせ!!
FANTASTIC CITYが流れる!
「座布団が舞う!座布団が舞う!こんな光景見たことないぞ!!!!」
まさかのケロちゃん「座布団を投げないでください!!」
大相撲以外で、このセリフを発する時があっただろうか。
闘魂三銃士、蝶野、武藤、橋本がリングに揃う。
そこには、藤波も長州もいない。
まさに初回G1は闘魂三銃士が駆け上がるためのG1だった!
蝶野が泣いています!
三銃士の中でね、蝶野が最後に橋本と武藤を破ったんですから。
しかし、盛り上がってるなあ、新日本の両国!
シンニッポンコールですよ!
「今日はどうも、新日本プロレスを応援してくれましてどうもありがとうございます!新日本は今日のリーグ戦をきっかけに、これから始まります!それじゃあ○△ながら、新日本の、恒例のアレをやらせていただきます!1、2、3でダーです、よろしくお願いします!いくぞオラーッ!」
蝶野が最後、1、2、3、ダーで締めました。
最後は、新日本と言えばこの曲、THE SCOREが流れました。
やっぱり、プロレスで真夏と言えばG1、
G1と言えば、やっぱりこの初回がどうにも衝撃的でね。
当時高校生でしたが、G1と言えば「白い」蝶野なんですよね。
そして、FANTASTIC CITYで、そしてこの曲と言えば、座布団なんです。
私の中では。
あれから、いやはやあれから23年ですか、
恐ろしい月日の経過ですが、
この1991年の第1回G1 CLIMAXは、
いまだに脳裏に焼き付いています。
パワーボムですから、パワーボム。STFじゃないですから。
ダイビング・ショルダーアタックは、リック・ルードですからね、メドゥーサですから、FANTASTIC CITYも92バージョンですから。
いいねえ、今日はね、
飲み過ぎて、飲み過ぎたけど酔いがそこまで回らなくてね、
解放されすぎていたら、こんな時間まで熱くなってしまいましたよ。
いやしかし、ぎょーさん文章書いたなあ(笑)。
酔っ払いのやることじゃないよね(笑)。
そろそろ寝るか、
1、2、3、ダーで、寝るぞコラ、エーッ。
読んでくれて、ありがとう!!!おやすみ!