5月13日は、ジャンボ鶴田の命日です。
2000年の5月13日でした。
私は今日、何かにつけ、
ジャンボにつなげていました。
出勤前にはJを流し、
一人で谷津にハイタッチみたいなのをしてから出勤。
職場では何かの合間には「オー!」を入れ、
いつも応対しない(できない)専門外の生物の質問にも、
挑戦して解決させ、
「人生はチャレンジだ!」
と言い聞かせ、
生徒の頑張りには、
「チャンスをつかめ!」
と励ましていました。
でもさすがに五輪コンビのジャンパーは着て行ってませんし、
生徒にジャンピングニーとかもしてません。
決して馬鹿にしている訳ではありません。
本当にジャンボ鶴田が好きだったのです。
強いジャンボが好きだった。
しかし、本当に強かった。
長州と60分フルタイム戦ったときも強かったし、
天龍に三冠を獲られたときも、
三沢に負けたときも、
負けて強しとはまさにこのこと。
天龍は三冠を獲ったあとにコーナーに座り込み、
負けたジャンボがその天龍にスタスタと歩いていき握手を求める。
そりゃ天龍、握手できませんよ。
「ジャンボのスタミナは無尽蔵」
「絶倫!絶倫男!」
「鬼か!魔物か!怪物か?!」
若林アナのフレーズは今でもよく覚えています。
ナチュラルな強さは日本人最強。
もちろん、ガチンコ格闘技的な強さや、精神力の強さや、
強さにはいろいろありますが、
ナチュラルに(うまい表現が思いつきませんが)強いのは、
ジャンボが一番でした。
三沢や小橋や前田もそれは強かったですが、
また違う強さがありました。
いつしか、生前のジャンボの特集番組で、
ジャンボ自身が言っていました。
今の自分は、ニック、レイス、ハンセン、ブロディその他いろんなレスラーと戦った経験があるからこそ、と言っていたように記憶しています。
善戦マンと呼ばれていた時代に、負けながらも、
多くの経験と、対戦相手からあらゆることを吸収していったからこそ、
確固たる基盤があっての強さ、エースの座だったのだと思います。
これは、先日引退した、小橋にもあてはまるだと思いますし、
もちろん三沢にもあてはまることですよね。
古き良き時代です。
良い意味での年功序列というか、順序があったのです。
一般的に、物事には順序がある。
順序を踏まずに自分勝手に進めてしまえば、
成り立つことも、できることも、
成り立たなくなり、できなくなることがあります。
もちろん勝負事にそんな決まりはないのですが、
プロレスには見ているファンに対する説得力が必要だと思うのです。
強さをアピールする、説得力をもたせるには、
もちろん単純な強さ、勝ち負けなどもありますが、
長い時間を経由しての、ファンにわからせる強さ、
ファンに参ったと言わしめる強さが必要だと思うのです。
ジャンボのそれは、十分すぎるほどありました。
それは、他とはケタが外れている印象を植え付けました。
そして、どう見ても単純な肉体的な強さが、他とはかけ離れていました。
そう、特に、それはスタミナに感じました。
この強さは、後の世代にしかとつながっていきました。
ジャンボのナチュラルな強さがあったからこそ、
三沢の驚異的な精神的な強さが引き出され、
その三沢の精神的な強さがあったからこそ、
小橋の桁外れの努力と情念による強さが生まれました。
私は、そう思っています。
もちろん、三沢や小橋が強くなった要因は、
それだけではないのは確かですが、
ジャンボが大きな存在だったことは、
否定できないと思うのです。
本当に、強かった。ジャンボ鶴田。
亡くなってから、13年経ちましたが、
今なお、私の中では、
強いジャンボ鶴田のイメージしかありません。
そんなジャンボが好きだった。
ああいう強さをもったレスラーは、もはや出てこないでしょう。
いや、肉体的に強いレスラーは出てくるとは思うんですよ。
そうではなく、
ああいうあそこまでの印象を植え付けさせるレスラーは、
もう出てこないと思うのです。
人生はチャレンジだ!
チャンスをつかめ!
う~ん。。。
自分に言い聞かせないと、
いけないな。
生きる限りは、
チャレンジしていかないとね。
頑張ろう!オー!!!