小橋、三冠初戴冠 | 酋長のブログ

酋長のブログ

日々のあれこれ思うことをつづります。

遂に、小橋が三冠を戴冠します!


1996/7/24

三冠ヘビー級選手権試合・60分1本勝負

<王者>田上明vs<挑戦者>小橋健太


小橋健太、SNIPERで入場!

全日本プロレス時代の小橋と言えば、やっぱり松原正樹のSNIPERです。

「若手時代の小橋本人はこの曲を大変気に入っており、

入場曲テーマ曲を変えないかと聞かれた際何度も断り続けたと言われている」by Wikipedia


田上明、FAULTLINE~ECLIPSEで入場!

全日本プロレス時代の田上と言えば、やっぱりイングヴェイのECLIPSEです。

「いつか誰かのために、と大事にとっておいた曲」by私の記憶

まさか田上に使われるとは思いませんでした。by私の当時の思い

でも、使われ続けると、ECLIPSE=田上になっちゃうものです。


この試合、結果を知ってからYouTubeで見ると、

いろんなシーンでの小橋のさまざまなギロチンがポイントになってます。

小橋は掟破りののど輪落としも見舞ってますね。

完全に、田上の頭部狙いです。


このあたりから、危ない技が増えているんですね。

コーナーからの、奈落のど輪落としとか。


しかし田上もスタミナありますね。

というか、このゆっくリズムは、鶴田のようです。

まあ鶴田のとはなんか違うんですが。


三沢と違って、田上とはある意味やりにくいでしょうね、小橋。

リズムが違う、技が荒い。

良く言えば荒々しい、悪く言えば雑。

外人でいえば、スティーブ・ウイリアムスがこんな感じだったでしょうか。


三沢がいつしか言ってました。


技が緻密じゃないから、変に急所に入ったりしたり、

予想がつかなかったりするから、危ない、


というか、そんな類のことをウイリアムスに対して言ってたような気がします。


ウイリアムスは不器用でしたね。

不器用だから、新日は放したんじゃなかったかな。

でもその不器用さを逆手にとって、全日で長所に変えました。

あのデンジャラス・バックドロップなどは、その典型です。

こういうことは、田上にも通じるものですね。

不器用さを、ダイナミックさ、スケールの大きさに変えるのです。

自分の持ち味を出すということですね。


この96年あたりは、田上の全盛期ではないでしょうか。


でもこの田上のゆっくリズムが過ぎるのか、

試合佳境に入って、馬場さんが、

「(田上は)もっと早く(小橋を)起こさなきゃいけない」

と言ってます。


小橋はトップロープからのスイングDDT、ラリアット、

タイガース―プレックス、ギロチン、ムーンサルトプレスと畳みかけ、

最後は、トップロープからのダイビングギロチンドロップで、

遂に田上をマットに沈めます。

勝った小橋が、勝ったことがよくわからない様子です。


試合後の小橋のインタビュー、後ろでは秋山とモスマンが見つめます。

ここから15年かかったんですね。この2人が、

ノアの秋山、全日本の太陽ケアとして、三冠を賭けて闘ったのは。


小橋は三冠を戴冠しましたが、

まだ小橋は全盛期ではありません。

こんなものじゃない強さが、全盛期にはありました。

全盛期の小橋を倒すには、死ぬしかないぐらいの強さでした。


三冠初戴冠から16年。

その間には、いろんなことがありました。

三沢との激闘、ノアで絶対王者、腎臓ガンとの闘い、絶え間ないケガとの闘い。

結婚もありました。

小橋は今また、ケガのため欠場しています。

でも、また立ちあがってくるんでしょうね。

不死鳥とはまさに小橋のこと。

「強いとは、こういうことだ!」by小橋、癌からの復帰戦での実況


私が、感情移入できるレスラーは、小橋健太、小橋建太が最後のような気がします。

秋山には申し訳ないが。

やはり、それだけ密度の濃かった高校生時代の四天王だったんですね。

でも、体は大切にしてほしいです。


SNIPERからGRAND SWORDへ、

いずれも、名テーマ曲になったのも、

小橋が、レスラーとして強く、素晴らしく、

見ていてその人間性に惹かれ、

テーマ曲そのものはもちろん、一途にプロレス、スタイルを貫き通したからですね。

MonkeyFlipとしては、GRAND SWORDは、

最も強く思いを込めて演奏する曲のひとつになるでしょう。

来年10周年での演奏を、私自身、楽しみにして、その楽しみを取っています。