模試の採点 | 酋長のブログ

酋長のブログ

日々のあれこれ思うことをつづります。

今日は休日ですが、やることはあります。おうちで黙々と模試の採点してます。

模試の採点業務って結構大量の枚数を短期間にこなす必要があります。そして問題もさることながら、得点は生徒の学力を反映したものにならなければいけません。もちろん、模試の種類にもよるのですが。

この「短期間に大量の枚数をはける」ことと「生徒の学力をより正確に反映する」ことを両立させた採点基準であるべきです。

はっきり言えば、細かすぎる採点基準では前者が難しくなるわけですが、採点基準を作成する上で前者に傾倒するのは非常に易しいことなのです。前者と後者を両立させるには、バランス感覚と経験、それに何より思考力が必要です。

さらに言えば、勉強ができる人の答案ではなく、実際の生徒の答案でどういったものが多いかをよく踏まえた上での採点基準であるべきです。

ここに、現場目線が必要となります。

実際の今の生徒がどういう答案を書いているか、このような誤答がよく出る、など、現場を把握している必要があります。

模試の問題もそうなのです。

高校生を実際に教えている学校側の意見の多くは、模試は採点は厳しくしてほしいが、問題自体は易しくしてほしいというものが多いのです。

採点基準は、実際の答案を多く見てきた経験があればまだしも、そうでなければ、今の実際の答案をしっかりと見てから作るべきなのです。長年やっていれば、採点基準は「適切な大ざっぱさ」で作成できます。

記号選択式問題や、答のみで評価する問題は、採点する側も○か×か2択になりますが、「100字以内で述べよ」とか数学の記述式問題だと、実際の生徒の答案は多種多様となり、作成する採点基準はあくまで解答「例」における基準となるのです。

「適切な大ざっぱさ」とは、答案によって柔軟に対応できる基準というわけです。細かい基準を作成すると柔軟に対応できないどころか、ある種の矛盾が生じてくるのです。

もちろん「適切に大ざっぱ」な基準でちゃんと採点ができるかどうかは、採点者にもよるわけで、そこは採点者を管理する側がちゃんと指導しなければなりません。指導した上で、適切な採点ができない採点者は、採点者としては不向きということになります。

大学入試の採点は実際そこまで親切ではありません。そのような入試で実際に得点するためには、まず模試では学力を正しく把握する必要があり、そのためには適切な採点基準が必要なのです。