自分は平らかなようでいて

わだちのように

人のなげかける愛や憎悪をめりこめている

悲惨な道

自分は眠たげな目をしていて

決っして眠ることなく

貴女の言葉をそしょくしている牛

自分は華やかに笑って

その効果をうかがううさびしさ

自分は自らを捨てたようになにげなくいて

いっそうその位置のたしかなことを見ようと

する

生ぐさい欲望

今日愛する貴女と挨拶をかわし

痛みのようにわが身に

愛のふりそそがれている

ことを見ようとする

ああ 

人はなぜ

あのひなびた風景のように

枯れることがでこないのだろう

貴女と手を握り合いながら

自分は

その手のいっそうかたく握りかえされることを

たえずねがっているしたたかな自分


ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね


人も家も犬も

みかん色のたそがれの中に浮かんでいる

なに故に

心がこんなにうきうきと

みかん色して明るいのだろう

そして

いったい

この明るさはどこからくるのか

心の中を探っても

それとはっわからない安らかさ

こころよい匂いに包まれているような

幸福感があるばかり

それは

身近くこの人がいるということか

すればこの明るさも

この人が居なくなったら

一度に

裏返えれるものなのか

人のこころの流れる先はわからない

それでもいまは

この人といるという

ぼおっと明るいおだやかさの中で

こころを

ワタの花の様にひらいている



ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね


これ以上

手をのばしようもないというほどのばし

貴女は

うすいカーテンの向こうにいて

自分はわずかにカーテンをさするだけ

貴女はそこにいて

すぐつかまえられるようにも思う

けれどもそれは

衣服に身を包んだ貴女の肉体

本当の貴女は何処にいるのかわからない

その不明のものこそ貴女で

自分のつかみたいのもその住所なのに

小さな声で呼ぶと

んんと返事をする貴女は

より近く自分のものだあるような

そるからわけなく入ってゆけそうなのに

言葉がとぎれると無限の空間が私達の間をへだてる

だから自分は不安で

何度でも呼び

貴女の中へ入るための入りをみつける入口を見つけようとする

その顔その手すべて貴女のに

貴女であってなお貴女ではない

自分は貴女をつかもうとする故に果てしなく孤独だ



ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね

貴女が

一度ふりむかなかったというだけで

自分はこんなに暗い

ひと言たりないと思うだけで

こんなに痛む

自分は

貴女の一拳一動で

愛の尺度えをはかっているようだ

どもあなたはきっと

ふりむかないだろう

いつもと言

自分にとって欲しい言葉がたりないだろう

そして自分は

暗いだろう

いつもさびしいだろう

この暗さは愛の比重の重い方が

多く負うようにしくまれていて

自分はそれを

負う方の役割にあるようだ

初夏の光のまぶしい道で

なにごともないように

すんなりとほほ笑みながら

内側から突くものを包んだまま

肩を並べて歩いている


ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね

その人を思うだけで

自分の心は豊かに満ちる

心は自分の大地だから

心が満たされれれば目は希望の輝き

皮膚は張りをとりもどし

唇は赤い小さな炎のような熱い言葉を吐き

髪毛は優しく黒ぬれ

四肢はしなやかなばねのように動き

自分の胸をふくらませて咲くまえのつぼみのように

立つ

そのほとは見えるものはなんにもくれないのに

みえないものをこんなにもたくさんくれる

だから

いつでも自分はそおっと思う

大きな森のように深く

湖のように静かなその人から

にじみでるものをあふれるほどもらって

こんなに豊か

なのにその人は

自分の中の想いに全く気付かないようだ

そして自分は

幸せのふちで

何か気がかりな事を想い出したように

ちょっと立ちどまる



ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね