職場環境は業種、働く人数などによって実に様々です。

 いつもお客様や取引先が出入りし、電話を頻繁に使う職場もあれば、ほとんど会話をせずに業務に取り組むという、静かな職場もあるでしょう。

 どのような職場でも、一人ひとりが仕事に集中して、実力を発揮することができれば、生産性や効率は向上します。しかし、就業時間中、長時間にわたって集中し続けるのは簡単ではありません。

 吉越浩一郎氏は、トリンプ・インターナショナル・ジャパン社長の任に在った時、午後の二時間を「がんばるタイム」としました。

 その時間内は人に話しかけてはいけない、電話をかけるのもダメ、コピーを取りに立ち上がるのも禁止です。徹底的に、集中して仕事に取り組む環境をつくり、生産性アップに成功したといいます。

 何事も、集中と弛緩のバランスが大切です。集中して一気に取り組む時間帯と、心身を休める弛緩の時間帯を設け、効率的に仕事を進めて成果を上げましょう。