物事が計画通りに進み、

順風満帆であれば、

これほど楽なことはありません。

しかし今は順調でも、

今後何が起きるかは、

誰も予測することはできません。

だからといって先々を心配したり、

憂えたりする必要はまったくありません。

では、

日頃からどのような心構えでいればよいのでしょうか。

作家の池宮彰一郎氏は、

著書『平家』の中で、

武士としての本分を次のように記しています。

「武士たる本分は常在戦場。

常に戦場に在るの心掛けを持つことに尽きる。

武士たる者はその機に臨み

変に応ずるの心掛けが無くては適わぬ」

職場はある意味では戦場です。

「慣れ」や

「気の緩み」が思わぬ問題を引き起こします。

その戦場で働く者として、

「常に真剣勝負の場にいる」との自覚と、

「どのような状況の変化にも機敏に対応する」

という柔軟さが必要です。

働ける現状への感謝と、

仲間と共に創り上げていく喜びを、

ひと時も忘れることなく、

凛とした心持ちで日々の仕事に取り組んでいきましょう。