「念」という字が、

今の心と書くように、

「念する」とは、

ひたすら今を大事にする心のことのようです。

それは目の前の物事に心を尽くすことであり、

目の前の仕事やお客様を大切にする行為といってもいいでしょう。

仕事の成功や失敗は、

一瞬一瞬の取り組みの結果に他なりません。

経営者のM氏も、

「やっただけのことはある」を持論に、

大きな業績を上げてきました。

「やればできる。

物事は努力しただけ必ず成果となって表われる」と、

いい加減な仕事ぶりを社員にも戒めたのです。

人の思いは目に見えないだけに、

ともすると軽く扱われがちです。

しかし、

おむすび一つとっても

握る人の思いが伝わるように、

念を入れた働きは、

そこに関わるすべての人々に

力を与えずにはいられないのです。

詩人・坂村真民の詩の一句に

「念ずれば花ひらく」とあるように、

願いを心に留めた取り組みは、

やがて成就の花が咲きます。

今、

目の前にある仕事こそ、

私に託された、

私にしかできない尊い仕事と受け止めて、

心を尽くしましょう。