K氏の自宅に心当たりのない商品が届き、

一通の手紙が同封されていました。

「先日、

M様のご依頼で送らせていただきました商品ですが、

いただいた金額とお送りした

商品を確認しましたところ、

商品の数が不足していたことが

判明いたしました。

心よりお詫び申し上げますとともに、

不足分の商品を送らせていただきます。

誠に申し訳ありませんでした」

とていねいに手書きで記されていました。

K氏は、

友人M氏の名前で送られてきた

品物を思い出すとともに、

商品を発送してきた会社の誠実さに心を打たれました。

ミスは誰にでも起こりえますが、

その際の事後処理、

対応の仕方次第で信用が高まるか、

不信感が募るかと状況は大きく変わってしまいます。

米国の自動車会社フォード・モーターの

創業者ヘンリー・フォードは、

「奉仕を主とする事業は栄え、

利得を主とする事業は衰う」

という格言を遺しています。

「お客様第一主義」

といわれますが、

ミスをしてしまった時こそ真価が問われます。

「すぐに対応」、

「誠実な対応」で

自社の信頼を深めていきましょう。