携帯電話やパソコンなどの発達により、

様々な情報が機器を

通していち早く伝わるようになりました。

その半面、

人と相対する機会も少なくなったといえます。

アサヒグループホールディングス

相談役の福地茂雄氏は、

「最近、お客様の声はネットを

通じた声になることも多い。

それでは、

声の微妙な表現を再現できず、

言葉の陰に隠れた大事なことを

見逃すことにもなりかねない」と語ります。

福地氏が数年前に、

N社のコールセンターを見学した際、

「お客様の顔が見えますか」

という標語が掲げられていました。

お客様の顔を思い浮かべて話を

聴きましょうという意図で考えられたもので、

大変重みがあったと氏は言います。

企業は、

お客様の視線に立ったサービスを目指して、

様々な声を集めています。

中でもお客冷めた声には、

サービス向上のヒントが溢れているものです。

冷めた声を冷めたままで受け取るのも、

生の声に変えるのも受け手次第です。

たとえ電話やパソコン越しでも、

その先にお客様の顔をイメージすることは大切です。

その声はさらなる仕事の改善に繋がるのです。