幼少期の子供は、


両親など保護者のもとで可愛がられ、

大切に育てられるものです。

好きな遊びに没頭させてもらい、

食事は味付けに工夫して

食べやすく調理されるなど、

愛情をいっぱいに注がれます。

成長する過程で、

甘える気持ちは薄れていき、

やがて自立心が芽生え、

自分のことは自分で行なうようになります。

また大人のすることを真似するようになって、

厳しさを求めるようになっていくものです。

近年、

学校を卒業して就職してもなお、

生活面や経済面で

親に甘える心を捨てきれない

若者が増えています。

好きなものだけを食べ、

気の合う人としか話さず、

人間関係も稀薄化しています。

これでは一人前の社会人とはいえないでしょう。

幕末の武士・

橋本佐内は十五歳にして自著

『啓発録』の中で、

親への甘えや怠け心といった

「稚心」を捨てなければ、

人は成長しないと自他を戒めました。

怠け心、

ごまかす心、

甘え過ぎる心、

厳しさから逃れる心を捨て、

社会人として一人前の仕事が

できるよう心を傾けたいものです。